陸羽西線・陸羽東線
庄内の旅 ( 帰路 )
10月某日、3泊4日の短く慌しい旅を終らせるべく帰路についた。
● ‘だだっ子’
鶴岡土産に‘だだっ子’をもとめた。
『だだちゃ豆本来の豊かな風味を生かすため、豆をやや粗くすりつぶし、なめらかな口溶けの白あんと合わせました。しっとりとしただだちゃ豆あんと和三盆糖を加えたまんじゅう皮は、柔らかく上品に焼き上げています。』(「山形・清川屋」より)
庄内の旅の帰路は、鶴岡→余目→新庄→鳴子温泉→古川→東京ルートを選んだ。急ぐ帰りではない。車窓からの紅葉を眺めたいからである。
余目・新庄間を陸羽西線(奥の細道・最上川ライン)、新庄・小牛田間を陸羽東線(奥の細道・湯けむりライン)と呼ぶ。羽越本線との連絡が非常に悪い。
◆ 余目
連絡待ちが2時間弱。駅前は閑散としていて情緒が無い。おまけに食事処はラーメン屋さんしかない。
時間をもてあましたので、片道徒歩15分ほどの距離にある‘鯉川’酒造を見に行った。予め電話をしたが、休日で見学の許可は得られない。「夏子の酒」で有名になった酒蔵だが、外から眺める限りにおいてはどこにでもある田舎の酒蔵の感がする。しかしその辺りは街の中心部なのかそこそこの家が集合していて駅前より風情がある。
‘だだっ子’の販売会社:清川屋は鯉川とタイアップして‘亀の尾原酒’を作り上げた。『原酒にふさわしい水とは、どこの水なのか?山形県内を探しあぐね、ついにたどり着いたのは 明治維新の志士・清河八郎 の生まれ故郷であり、「清川屋」の社名の由来 にもなった、山形県庄内町(旧立川町)清川地区の地下25m以上もの井戸水(月山の豊かな伏流水)。』(清川屋HPより)
気になっていた清川屋と藤沢周平作品の清河八郎がなんとなく結びついた。清河八郎の実家も確か酒造業をしていたと思う。
◆ 最上川沿いの紅葉
最上川下りの屋形船が見えた。
山は枯れたような紅葉。かつて、十和田・八幡平、八甲田等のスケールの大きい紅葉を見慣れているので感激は少ない。既に美しいものを見たものは不幸かもしれない。
◆ 車窓から見た鳴子峡
近頃のJRは親切だ。トンネルとトンネルの間のほんの少しの距離を超スローに進んでくれた。こじんまりした紅葉が眺められた。今年は少し遅れているので見頃なのだろう。(この日は10月最後の日曜日)
◆ 鳴子温泉
鳴子温泉で時間待ちの間に早稲田桟敷湯に入った。こじんまりしているが面白い温泉だ。
頭のてっぺんからつま先まで汗と汚れを洗い落とし、肌着を全て着替えて、さっぱりとした娑婆の人に戻った。あとは古川で新幹線に乗り換えるのみ。短くも充実感のある旅はほぼ終わった。
☆ 初めて観るもの・食べるもの…。すべて新鮮、すべて感動。やっぱり旅はいいなあ~。
10月某日、3泊4日の短く慌しい旅を終らせるべく帰路についた。
● ‘だだっ子’
鶴岡土産に‘だだっ子’をもとめた。
『だだちゃ豆本来の豊かな風味を生かすため、豆をやや粗くすりつぶし、なめらかな口溶けの白あんと合わせました。しっとりとしただだちゃ豆あんと和三盆糖を加えたまんじゅう皮は、柔らかく上品に焼き上げています。』(「山形・清川屋」より)
庄内の旅の帰路は、鶴岡→余目→新庄→鳴子温泉→古川→東京ルートを選んだ。急ぐ帰りではない。車窓からの紅葉を眺めたいからである。
余目・新庄間を陸羽西線(奥の細道・最上川ライン)、新庄・小牛田間を陸羽東線(奥の細道・湯けむりライン)と呼ぶ。羽越本線との連絡が非常に悪い。
◆ 余目
連絡待ちが2時間弱。駅前は閑散としていて情緒が無い。おまけに食事処はラーメン屋さんしかない。
時間をもてあましたので、片道徒歩15分ほどの距離にある‘鯉川’酒造を見に行った。予め電話をしたが、休日で見学の許可は得られない。「夏子の酒」で有名になった酒蔵だが、外から眺める限りにおいてはどこにでもある田舎の酒蔵の感がする。しかしその辺りは街の中心部なのかそこそこの家が集合していて駅前より風情がある。
‘だだっ子’の販売会社:清川屋は鯉川とタイアップして‘亀の尾原酒’を作り上げた。『原酒にふさわしい水とは、どこの水なのか?山形県内を探しあぐね、ついにたどり着いたのは 明治維新の志士・清河八郎 の生まれ故郷であり、「清川屋」の社名の由来 にもなった、山形県庄内町(旧立川町)清川地区の地下25m以上もの井戸水(月山の豊かな伏流水)。』(清川屋HPより)
気になっていた清川屋と藤沢周平作品の清河八郎がなんとなく結びついた。清河八郎の実家も確か酒造業をしていたと思う。
◆ 最上川沿いの紅葉
最上川下りの屋形船が見えた。
山は枯れたような紅葉。かつて、十和田・八幡平、八甲田等のスケールの大きい紅葉を見慣れているので感激は少ない。既に美しいものを見たものは不幸かもしれない。
◆ 車窓から見た鳴子峡
近頃のJRは親切だ。トンネルとトンネルの間のほんの少しの距離を超スローに進んでくれた。こじんまりした紅葉が眺められた。今年は少し遅れているので見頃なのだろう。(この日は10月最後の日曜日)
◆ 鳴子温泉
鳴子温泉で時間待ちの間に早稲田桟敷湯に入った。こじんまりしているが面白い温泉だ。
頭のてっぺんからつま先まで汗と汚れを洗い落とし、肌着を全て着替えて、さっぱりとした娑婆の人に戻った。あとは古川で新幹線に乗り換えるのみ。短くも充実感のある旅はほぼ終わった。
☆ 初めて観るもの・食べるもの…。すべて新鮮、すべて感動。やっぱり旅はいいなあ~。