fc2ブログ

弔問の、大糖領桃

友人宅を弔問

学生時代の大事な仲間が死んだ。
マンモス校の部類だが、教養時代の第二外国語は少数クラスだったので、色々な学科の学生が存在し、かつ皆仲良かった。例えば、亡くなったのは建築科、名古屋から駆け付けたのは機械科である。
内輪での密葬が執り行われた翌日に、名古屋から上京した仲間と合流して、自宅を弔問した。病気療養中とはいえ、急な逝去で、残された奥さんとお子さんたちにまだ実感がわいてこないような状況であった。こういう状況にはこれまでも、幾度となく出合わせた。
亡くなったのは、仲間の内では最年長者。しかし、まだ70代前半である。あまりにも早すぎると、名古屋の住人は嘆く。
亡くなるのを予知したのか、その友人はアルバム(ポジ)を整理し始めていたそうだ。奥日光などの山歩き、信州などのスキー、富士登山、北海道一周旅などが整理され始めていた。
また、息子さんの一人が結婚され、そのお嫁さんがにわか編集したスライドショーがテレビに映し出されていた。伊勢神宮など、建築家らしく古い建築を巡り直したいという希望を奥さんが叶えてあげたそうだが、直近の写真には顔がむくれるなど治療に伴う疲労が進んでいるのが見え、痛々しさを感じた。
でも、頑固だが誠実な人柄が、残された作品(建築物)にしっかりと反映されており、羨ましくもあった。なぜならば、私の仕事(作品)は形を残す性質のものでないので、私の家族がしのぶことができないからだ。
弔問者の我々が語ることは、奥さんや子供さんたちの知らない話が多かったようで、例えば、彼は良くスケッチをしていたこと、など興味を示してくれた。このことが唯一の供養になったと、連れは言った。

プライバシーに関する事なので、これ以上は触れられない。
香典・供花・供物など強く辞退との遺志もあり、手土産を持参した。
今回は、その写真を載せることに止めたい。

山梨県 みさか (笛吹市御坂町)
  ◆ 大糖領桃

大糖領桃・箱
大糖領桃・箱
開封
大糖領桃
内緒で許可を得て撮影した、販売コーナー
大糖領桃・販売コーナー

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

yogaz

Author:yogaz
飯山満通信へようこそ!
ついに後期高齢者の仲間入りをしました。
内助の功もあり健康診断の結果は、やっとオールAになりました。女だけの麻雀の会等に参加し私亡き後のネットワーク作りに奔走している女房も「あんたは長生きするわ!」と言い始めました。
そうかもしれないので、心のうちでは予定寿命を5年延長して、85歳にしようかと思っています。しかし人生100年時代と言っても、内舘牧子さんの言うように「すぐ死ぬんだから」。悔いのない人生にしたいと思います。
ブログも、始めてから20年になる2026年(82歳)には終筆にしたいと思っています。⇒緑内障で免許証を返納した。投稿インターバルを伸ばしたり、終筆を速めることになりそうです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR