裁縫の針山用・器づくり

女房の注文で、はじめての器を作った。
注文は、軽過ぎず、重すぎず…。小さ過ぎず、大きすぎず…。
それは、

陶器でつくる裁縫針山

  ・白マット釉(白)
  ・黒マット釉(黒)
  ・織部釉(緑)

女房からの注文はシンプルな形であるが、

  陶器針山を調べて見ると、色々ある。

  ・北欧の可愛い針山もある。→こちら
  ・若手陶芸アーティストの作品も面白い。→こちら
  ・そして、奥さんに容器を作らされている人は、他にもいるようだ。→こちら

針山用の器三種・正面
口径 5.5cmφ、高さ 5.5cm、胴の最大径8.0cmφ
針山・正面
針山用器三種・底
針山・底
綿や布を細工して、完成した針山
針山

牛ノ戸焼の片口の復元

岡山赴任時代、山陰地方の窯場を巡った。なかんずく牛ノ戸焼は、よく行った。
黒釉と緑釉の掛け分けたものが多いのが特徴で、素朴な窯場であった。
湯冷ましによく使ってきた片口が壊れたので、同じようなものを作れと、女房に頼まれた。


■ 牛ノ戸焼とは、鳥取の陶芸のひとつで、河原町牛戸にある。現在は鳥取市に編入。

『完全な民窯で古い歴史はあるが、途中途絶えたものを4代目が昭和の始め柳宗悦らの民芸運動に参加し完全に復興させた。イギリスの陶芸家バーナード・リーチも訪れたことで洋風物も現在作られている。』(「小林栄一/牛ノ戸焼」より)

工房の風景は、北村だより牛ノ戸焼に詳しい。

牛ノ戸焼・脇窯といわれた中井窯は酒器など牛ノ戸焼より洗練されており、人気が高いが、何故か我々夫婦は牛ノ戸焼の方が素朴なためか好きで、皿や小鉢を日常使用している。あきが来ない。

『ただ最近の製品がやや型にはまった感があるのが残念です。仕事に慣れてしまったというか、積極性に乏しく、発展性がないのは今後の牛ノ戸窯にとって大きな問題を蔵しています。』(「民窯探訪」より)
という批判が多いのは確かだが、私は気にしない。
なお、私がこのあたりを徘徊している頃、旅の若者がこの窯に立ち寄りここの娘の婿に入ったと聞いたような記憶があるが、真偽のほどを確かめたことはない。


● 壊れた片口
 破断面を見ると、陶器にしては結構薄作りである。
壊れた片口

復元を試みた片口
/緑釉と黒釉の掛け分けを逆にした

再現を試みた片口

復元した片口を真正面から見たところ
再現をした片口を真正面から見たところ

水切れは結構良いようだ。女房からの返品はない。本物よりも高くお買い上げを戴いた。珍しいことである。本歌を意識して、薄手に仕上げたものだから、壊れるのは早いかもしれない。


◆ 我が家の、日常使いの牛ノ戸焼・皿と小鉢

大げさに言えばこの素朴な器に、私は用の美を感じる。おかずを入れると、実に器と中味がお互いを引き立てあうのだ。
頻繁に使っているのに、不思議に割れていない。買ってから10年以上経つのに。我が家の七不思議のひとつでもある。

普段使いの牛ノ戸焼/小鉢と皿

註)わがブログでは、陶磁器の写真は、原則として自作のものを対象としている。
したがってこの牛ノ戸焼は例外で、他のブログやホームページにいい写真が少なかったので、やむを得ず撮影して紹介したに過ぎない。

ところで、岩手県・小久慈焼から鹿児島県・苗代川焼まで全国の窯場を結構探訪した。その度に窯や作家の小品を記念に買ったが、将来気が向いたらこれらを紹介するかもしれない。今は押入れの段ボール箱の中で眠っている。ただし貧乏旅行の中で買い求めたものだから、高いものは少ない。

美の壷・織部

美の壷・織部の習作をしたが、失敗し女房から返品を食らった。

NHK教育テレビで、以前(9/15)美の壷 File20 織部焼を放映した。
ビデオ鑑賞後、あれを作れと女房がのたまわった。
ネットから印刷し、先生に見せたが、我々の見解はNHKと違った。
あれは織部ではない。

◆ 一つは志野だ。
だが結果は、返品。
たたら作りで、ウェーブをくふうしたが…、品良く作ろうとして鉄絵が薄くなった。
志野織部でもない志野?

◆ もうひとつは何者かわからないもの。電気窯ではとても出せない色だし…。
結果は、形も何もかも違うと、こちらも返品。
轆轤で挽いてから手びねり風に細工し、またオリジナルの織部釉のグラデーション手法を考案したのに…。これはこれで渋く焼きあがったと思うが。
わからない織部

作り直そうかといったら、要らない、もう二度と頼まない、と。
女房から頼まれたものでうまくいったものはない。
他人より数倍厳しいのだ。

気分も新たにブログします。

7月になりました。気分も新たに、週刊誌的ブログを始めます。

住と器


去年、手水鉢を5つ焼きました。4つは総織部、1つはビードロ釉で仕上げました。

焼き上がりで直径35cm以上との注文。一個は、先生がロクロ挽きの見本を演じてくれたのでほとんど神の手になるものですが、その他4個は自力で作成しました。これらは注文がなければ、一生作ることすら発想しなかった作品です。

その内、3個は房総のさる友人に、1個は名古屋の友人に新築祝いとして差しあげました。

房総の家は150坪の敷地に、ゆったりとした2階建て。トイレは、2畳強の広さ。贈呈し甲斐のあるシチュエーションです。手水鉢が到着すると建築士がすっかり気に入り、金具などをこれに合わせて張り切って設計してくれた由。うれしい限りです。

過日お呼ばれに行きましたので、手水鉢の設置状況を撮影してきました。



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Author:yogaz
飯山満通信へようこそ!
満73歳になりました。予定寿命まで後7年です。ただいま終活中です。当面75歳までは、ボランティアガイドと生涯学習・介護予防のお手伝いを続けたいと思います。
なお、2006年6月14日から始めた飯山満通信は、2013年12月14日、ブログを引っ越しました。Dtiblogのブログサービスが終了したためです。

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