日本伝統工芸展鑑賞

第64回日本伝統工芸展鑑賞

伝統工芸展入口/これより先は撮影禁止
伝統工芸展・入口

ほぼ定例となっている美術鑑賞に伝統工芸展がある。最近時々忘れる。先ごろ日曜美術館で放映されていたので気づき会場に駆け付けた。まずトレンドを知るために表彰作品を観る。その後特に陶芸部門を再鑑賞する。昔から気に留めている作家のうち幾人かがまだ健在なので安心。

図録・パンフレット・会場案内
図録・パンフレット・会場案内

図録の写真から/受賞作品&懐かしい人(山本出、鈴木藏、原清等)の作品
図録から1(受賞作)
図録から2(懐かしい人の作品抜粋)

※  気に留めている陶芸作家とは、昭和7年生まれの初代市野信水。脳梗塞後小物製作に変わったが、彼の徳利は薄くて軽く手練れであった。今は昭和36年生まれの長男、二代目信水が初めから茶陶を作成しているようだ。昭和19年生まれの山本出。今も徳利は大事にしている。この二人(出と二代目信水)がいずれも肩衝茶入れを出品していた。
※※ 昭和40年代以降の人が総裁賞などの大賞を受賞している。工芸会も若返りが激しく、作品も様変わりしている。昔懐かしい人達は、今は実行委員・鑑査委員となっている。
※※※若い頃から注目されていた伊勢崎淳は、今や人間国宝になっていた。不覚。驚き。
※※※※懐かしい手法:布目(新村陽子、武田敏彦)

三越で 日本伝統工芸展を観る

三越で 日本伝統工芸展を観る

上野美術館でセミナーを聞いた後、日本橋三越本店に立ち寄って、久しぶりに伝統工芸展を観た。NHK日曜美術館で放映していたので気づいた。丸山の楓造飾箱や松本の省胎七宝など新しい手法を駆使したものが次々と出てくるのに感心した。私は、陶芸の奨励賞・藍三彩や新人賞・白磁水差しなどに注目した。

7階エレベーターホールの看板
エレベーターホールの看板

エスカレーターから垣間見える新館の陶芸コーナー
垣間見た新館の陶芸コーナー

日本橋地下街、「伝統工芸展」の広告
日本橋地下街の広告

パンフレット裏表
パンフレット裏表

パンフレットと出品作品一覧表
パンフレットと作品一覧表

日本工芸会などその他の案内書とともに
その他の案内書

ドラッカー・コレクションを、見た

午後から船橋駅界隈に出る予定があったので、午前を利用して千葉市中央に出掛けた。
6月7日の日曜美術館で見た、水墨画を見るためである。
千葉市美術館で開かれていたが、その美術館は初訪問であった。

ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画
     「マネジメントの父」が愛した日本の美

※ 小学生の見学者が多かった。先生が 「日本の家屋は畳敷きだから、畳に座った角度で見てごらん。
  どう見える。違って見えるよね。墨の濃淡も遠近法もそれを踏まえて工夫しているんだよ・・・。」
  周りの大人たちがそれを見習って、座り込んで低い視線から鑑賞していたのが微笑ましかった。

ドラッカーコレクション入場券等
ドラッカーコレクション入場券等

『「私は日本美術と恋に陥ってしまった」という告白で始まり、「日本美術を恋する者には尽きない喜びがある」と終わるドラッカーの『日本美術へのラブレター』。そこには、日本美術が自分の人生にいかに大切なものだったか、という個人的体験とともに、日本美術が世界的に見ていかに優れたものか、という独創的見解がつづられている。…』 (「ピーター・ドラッカー 日本美術へのラブレター |NHK日曜美術館」より)

ドラッカー・コレクション8F入口
ドラッカー・コレクション8F入口

※ 偽物の多い作家の作品の真贋をよく見分けられたものだ。
  もっとも、田中一松という美術史家や古美術商の先生がバックにいたので、納得した。

千葉市美術館入口
千葉市美術館

千葉市美術館一階は、旧川崎銀行千葉支店
美術館一階は、旧川崎銀行千葉支店

没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖展

女房の発案で、写真展を見に出かけた。

◆ 没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖

下岡蓮杖パンフレット、出品作品リストと美術館入場券
下岡蓮杖パンフレットと美術館入場券

『日本の写真を開拓した下岡蓮杖(しもおかれんじょう)(1823~1914)は、絵師・狩野董川門下の生活で写真と出会い、写真師となりました。‥苦心の末、写真術を獲得し横浜で隆盛を極めますが、妻の死を期に絵師へと戻ります。晩年の絵画作品には「写真元祖」の印を用いており、写真と絵画の往来が蓮杖の礎となったのです。本展は、最も体系的に記された口述筆記である『写真事歴』(山口才一郎筆記、明治27年、写真新報社)を軸に、写真・絵画・工芸品などの実作品と資料によって、日本の初期写真史において最も重要な写真師の一人である下岡蓮杖を振り返る大回顧展です。』
(パンフレットより)

★ いまだにある「写真事歴」に対する疑問

『蓮杖の『写真事歴』の苦労話はかなり割り引いて読まなければならないことは確かなようである。(斉藤多喜夫)』
(「蓮杖の呪縛からの解放」より)

『上野彦馬と並ぶ写真の開祖下岡蓮杖もいつごろから誰に写真術を学び、どういう経緯で横浜に開業したのか、判然としていない。…』
(「下岡蓮杖とブラウンの周辺の写真について」高橋信一より)

過去のことは誰にもわからない。ガイドをしていて、歴史に触れるときにいつも感じる。
今回門外漢の私がひとつ感じることは、写真草創期の日本人は皆苦労していると思うことである。
それを称えることに反対する人はいないはずである。

下岡蓮杖展入口 3F
下岡蓮杖3F

東京都写真美術館  目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内

写真美術館に入館するのは、私は初めてである。
恵比寿ガーデンプレイスにあった。
JR恵比寿駅東口から動く通路を使用して、約7分ほどで到着する。
ガーデンプレイスに上がると、通路の右側に原種に近いような赤いシャクナゲが並んできれいに咲いていた。
都写真美術館
当日の催し物
当日の催し物
写真美術館入口
65歳以上のシニアは、無料だった。
平日の昼というのに、シニアの入館者で一杯であった。
写真美術館入口
蓮杖・キャパ・黒部パンフレット
蓮杖・キャパ・黒部パンフレット
101年目のロバート・キャパ 誰もがボブに憧れた」 B1F
ロバート・キャパB1F
黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄」2F
黒部と槍
黒部と槍のビデオ鑑賞
黒部と槍のビデオ鑑賞
図書閲覧室 4F
図書閲覧室4F
恵比寿ガーデンプレイス・唐楓の新緑
恵比寿ガーデンプレイス・楓の新緑

岩合光昭写真展 「ねこ歩き」

街歩き関連の外出が三日立て続けにあった後、今年の行事としては、遅れている年賀状の作成作業のみとなった。
この日は、思い立って年末年始用の買い物がてら、船橋駅前にぶらりと出かけた。
ある買い物をした後、船橋東武6階イベントプラザで開かれている写真展を観に上がった。

「ねこ歩き」 岩合光昭写真展

船橋東武一階入り口で見かけた案内
岩合光昭写真展のポスター
東武・岩合猫の写真展
1階百貨店入口と、6階会場入り口付近の写真/会場内は撮影禁止
岩合光昭写真展・東武船橋
写真展のカタログと入場半券
東武・写真展・カタログと入場半券

【参考】たまたま、ネコ好きの女房が図書館より借りていた写真集
「岩合光昭のネコ」 日本出版社 平成22年4月初版
「岩合光昭のネコ」

☆ いつかテレビで、岩合の活動が紹介されていた。
  忘れたので、デジタル岩合のホームページを紹介しておきます。

花開く江戸の園芸

8月初旬、両国のえどはくへ、園芸関係の勉強に出かけた。
園芸をたしなみたいものとしては、大変興味のある展覧会であった。

江戸東京博物館・開館二十周年記念特別展
    『花開く江戸の園芸』

1.特別展

『広い裾野とは、庶民生活に浸透していた庶民園芸の広がりを象徴し、高い嶺とは品種改良を重ね、独自の審美基準により価値づけられてきた奇品園芸の文化的な高みを象徴している。庶民園芸と奇品園芸、このふたつの特質の形成を促していくのに重要な役割を果たしたものとして、植木鉢と出版メディアに着目した。』
(図録P8より)

カタログ&入場券
カタログ&入場券
特別展入口
特別展
えどはくの看板
えどはく看板
特別展の図録
図録
例)縁日の植木市
「四季花くらべの内 秋」(図録154より)
四季花くらべの内 秋154
「小おもと名寄」(図録213~218より)
これは、私の植木鉢習作でよく利用させてもらった錦絵である。
リーズナブルな値段ならば、欲しい浮世絵の一つである。
小おもと名寄

2.「花開く 江戸の園芸」展みどころ
              講師 江戸東京博物館 市川寛明氏

えどはくカルチャー/レジュメと受講証
えどはくカルチャー レジュメと入場券
講演会場
みどころ

序章 プラントハンターの驚き
    ・花を愛する国民性
    ・江戸の東北郊外
    ・染井村の壮観
    ・江戸の文化性
1章 花と緑の行楽文化
    1.四季折々の楽しみ
    2.植木屋伊兵衛の登場

「伊兵衛の庭空間」(図録090より)
伊兵衛の庭空間

    3.メディア(錦絵)の発達と行楽文化
    4.梅屋敷と花屋敷
2章 植木鉢の普及と高まる園芸熱
    1.植木鉢のインパクト

初期の転用植木鉢(図録073~079より)
植木鉢1
商品植木鉢(図録080~089より)
植木鉢2

    2.暮らしを彩る草花 歌舞伎役者の庭/武士の庭
    3.商品となった草花
    4.伝統文化と園芸
3章 武士の愛した不思議な植物たち
    ・コオモト、・松葉蘭、・変化福寿草
4章 江戸園芸三花-朝顔・花菖蒲・菊-

変化朝顔(図録268~272より)
朝顔

終章 園芸文化の明治維新

以上、積年の疑問が解けたケースもあり、有意義な特別展と講演であった。

迎賓館赤坂離宮を参観

新宿・四谷散策の最終地点は、紀伊殿中屋敷跡であった。その跡は、現在の東宮御所や迎賓館が含まれる。その迎賓館のフェンスに、迎賓館赤坂離宮参観の申込み書があったので、応募していた。抽選に当り、参観証が送られてきた。7月26日に、夫婦で参観した。

迎賓館赤坂離宮参観

参観申込み案内と、到着した参観証
参観証
参観当日の、バッチとリーフレット
参観バッチとリーフレット

参観のあらまし

迎賓館正門。いつもはこちらから、覗くのみ
いつもはこちらから

(1)参観受付

参観入り口。鮫河橋坂の西門。
参観入り口
参観受付・手荷物X線検査
受付を済ませ、バッチをもらう。
参観受付・手荷物検査

(2)本館見学

いざ、本館へ。
いざ本館へ

館内は、撮影禁止。ゆえに、写真は、リーフレットまたはGoogle画像より。

迎賓館赤坂離宮写真集は、こちら

『「彩鸞の間」という名は、左右の大きな鏡の上と、ねずみ色の大理石で造られた暖炉の両側に「鸞(らん)」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮彫りがあることに由来する。
白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せている。
この部屋は、表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えの間として使用されたり、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビ・インタビュー等に使用されている』(リーフレットより)

彩鸞の間
迎賓館彩らんの間

『「花鳥の間」という名は、天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織綴織(つづれおり)、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝に、花や鳥が描かれていることに由来する。
周囲の腰壁は茶褐色のシオジで板張りしてあり、その壁の中断を飾るのが七宝である。下絵は日本画家の渡辺省亭が描き、明治期の七宝の天才・涛川(なみかわ)惣助が焼いたものである。
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大約130名の席が設けられる。』(同上)

花鳥の間
花鳥の間

『「朝日の間』という名は、天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来する。周囲の16本の円柱はノルウェー産の大理石である。
壁には、京都西陣の金華山織の美術織物が張られ、床には、紫色を基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織り出した緞通が敷かれている。
この部屋は、国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等が行われている。』(同上)

朝日の間
朝日の間

『「羽衣の間」という名は、謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300㎡の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来する。
3基のシャンデリアは当館で最も豪華なもので、およそ7,000個もの部品で組み立てられており、高さは約3メートル、重さは約800kgであり、壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られている。また、正面の中二階はオーケストラ・ボックスがあり、かつて、この部屋が舞踏会場として設計されたことが偲ばれる。
この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行なったり、レセプションや会議場等として使用されており、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒が供されるところでもある。』(同上)

羽衣の間
羽衣の間


本館の見学を終えて
本館の見学を終えて

(3)主庭見学

庭園へ
庭園へ
噴水から見た、本館
噴水から見た、本館
来賓があれば、本館・2階大ホール等に飾られる盆栽
盆栽
庭園見学後、しばしテントで休憩
庭園見学後、しばしテントで休憩
いつもと反対側から、正門の方角を見る。
いつもと反対側から
写真集などの販売テント
写真集などの販売テント

江戸東京博物館へ、日本橋展を見に行く

両国へ日本橋展を見に行った。
この秋に、日本橋ツアーを実施しようと思っているので、新ネタ探しのためである。

江戸東京博物館

江戸東京博物館

開館20周年記念特別展
  ◆ 日 本 橋  
    描かれたランドマークの400年

      北斎、広重、巴水・・・、時を超えた競演!

江戸東京博物館・日本橋特別展
日本橋展・看板
日本橋展看板
日本橋浮世絵を描いた壁画
日本橋浮世絵を描いた壁画

『江戸東京博物館では、慶長8年(1603)に初めて架橋されて以来、400年以上の歴史を持つ日本橋の姿を、絵画を中心とした資料約130件でご紹介する展覧会を開催することにいたしました。
 まず橋そのものに注目し、日本橋が造だった、江戸時代から文明開化期の橋の様子を見ていきます。次に、100年前の開通式に始まるの橋の様子を確認。そして同時に、江戸時代における日本橋川の舟行やその周辺の賑わい、さらには文明開化期に劇的な変化を遂げた周辺地域にも着目し、日本橋の歴史的な側面にも触れます。』
(「|開催中の特別展|展覧会情報|江戸東京博物館」より)

※ 残念ながら特別展は撮影禁止なので、掲載する写真はない。
 特に石橋に代わってからの絵や写真は、これまで見たことのなかったものが多い。紹介できなくて残念である。図禄を買い求めていただきたい。
 展示リストは、こちら


● 常設館

撮影の許されている常設館から、少し撮影したものを掲載する。
但し、デジカメを忘れて行ったので、スマホで撮った画像の小さいものとなる。

日本橋・木橋の復元模型

日本橋の模型
日本橋のジオラマを解説する、ビデオ上映
日本橋物語
政府の計画的放火説の可能性を強く感じさせる、明暦大火の出火箇所(本妙寺、小石川、麹町)と焼失地図
明暦大火の地図
中村座の復元模型(猿若町
中村座
新吉原、京町一丁目・三浦屋蔵久を背景にした、助六と花魁・揚巻
(『助六由縁江戸桜』)
助六

明治大学博物館の見学

昼食を済ませ、旅行の相談も終わったので、友人の案内で駿河台を散歩した。
「ギロチン大学って、知ってるか」と、友が言う。
「知らない」と、私が答える。
「では、行ってみよう」と。


明治大学博物館 見学

明大博物館
明大博物館

明大博物館の構成
商品部門(商学部)・刑事部門(法学部)・考古部門(文学部)
特別展以外の展示物の撮影が許可された。
商品・刑事・考古

『考古学は人類の過去を探り、その時の生活や文化を再構成する学問です。そのため考古学者は遺跡を発掘し、過去を復元する証拠を探すのです。明治大学では1950年に文学部考古学専攻ができて以来、旧石器時代から古墳時代にいたる各時代の遺跡を調査研究してきました。その中には現在、出土資料が重要文化財に指定されている群馬県岩宿遺跡・埼玉県砂川遺跡・神奈川県夏島貝塚・栃木県出流原遺跡などが含まれています。』
(「考古部門|明治大学」より)

中国鏡など一番充実している“考古部門”
展示
考古

『刑事部門は、建学の理念「権利自由」にもとづき、刑事関係資料を展示しています。
「日本の罪と罰」では、歴史的な法のさまざまを時間の流れにそって展示しています。
「江戸の捕者」「牢問と裁き」「さまざまな刑事博物」では、江戸の捕者具、日本や諸外国の拷問・処刑具など人権抑圧の歴史を語り伝える実物資料をご覧ください。とくにギロチン、ニュルンベルクの鉄の処女は、我が国唯一の展示資料です。』
(「刑事部門|明治大学」より)

明大がギロチン大学と言われるようになった法学部の“刑事部門”展示
ギロチン(処刑)とニュルンベルクの鉄の処女(拷問)
刑事(ギロチン台)

『前身の商品博物館では、高度経済成長下における機械工業製品躍進の一方、在来の手工芸的製品の衰退に危機感を持ち、伝統的手工業製品(伝統的工芸品)の収集・展示を始めました。漆器、染織品、陶磁器などの製品は、我が先人の生活の所産であり、誰もが日常的に接する最も身近な日本文化と言えます。・・・』
(「商品部門|明治大学」より)

美濃焼など、なかなか端正な伝統的工芸品を蒐集している商学部の“商品部門”展示
このコレクターの見る眼はすごいと、私は思う。
商品

中坊氏邸宅跡からの発掘品

旗本・中坊家の発掘品など
中坊家発掘

阿久悠記念館

阿久悠記念館

著作権の関係で、館内撮影禁止なため、入り口の外を。
阿久悠

第58回 日本伝統工芸展

日曜美術館を見て、翌9月26日(月)急遽、三越本店に出かけた。

国内最大規模の公募展

第58回 日本伝統工芸展

   9月21日(水)~10月3日(月)
   日本橋三越本店 本館7階ギャラリー
   主催:文化庁、東京都教育委員会、NHK、朝日新聞社、
       公益社団法人日本工芸会

『我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。伝統は、生きて流れているもので、永遠に変わらない本質をもちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受けついだ優れた技術を一層練磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます。…』  (パンフレットより)

伝統工芸展の案内/三越前の地下道にて
伝統工芸展ポスター
伝統工芸展パンフレット表裏&出品作品一覧
パンフレット表裏&出品作品一覧
伝統工芸展・図録
伝統工芸展・図録

第58回日本伝統工芸展・図録 より引用する

陶芸部門を抜粋

日本工芸会会長賞

堆磁線文鉢 神農 巌

『 眼下に広がる琵琶湖を眺めていると、静かに見えた湖面に白波が立っていた。作者が目にした情景を、独自の堆磁手法を用いてフォルムの中に取り込み表現した。青と白、静と動といった対比に加え、装飾と造形が一体となった立体的な線文により、内側と外側との繋がりが確かなものとなり、作品としての存在感を高めることに成功している。(唐澤昌宏) 図録より』

堆磁線文鉢

日本工芸会奨励賞

白妙磁彩鉢  庄村久喜

『底部の豊かな丸みを矯(た)めて一気呵成に口縁部へと伸展直行する、壮快な胎土の立ち上げがこの白磁鉢の最大の魅力。内外面には、浅い凹凸の削り出しと二種の透明釉の掛分けが、等しい幅で放射状に施されている。この微(かす)かな陰翳(いんえい)と絹布のごとく滑(なめ)らかな光沢の織りなす視覚的律動感が、作品の印象を引き締まったものとしている。(石崎泰之) 図録より』

白妙磁彩鉢
そのほかランダムに
原 清
・鉄釉草花文偏壺ほか(図録P14)
先年、和光で個展を開いておられた原さんに、鉄釉について質問をしたことがある。丁寧に教えて戴いた。お人柄のいい人だ。
鉄釉草花文偏壺ほか
菊地弘・彩泥瓷花器ほか(P20~21)
彩泥瓷花器他
徳澤守俊
・朝鮮唐津水指ほか(P64~65)
去年、朝鮮唐津茶碗を習作した折、徳澤さんの名前を知った。
朝鮮唐津水指ほか
市野信水
・丹波茶入ほか(P66)
信水さんは、昔丹波立ち杭を何度か訪れた折、徳利やぐい呑みを買った。轆轤の名手である。それ以来のファンである。体を壊されてから力仕事ができなくなったと息子さんから聞いた。茶器のようなものの製作に転じたのであろう。
丹波茶入ほか

【追加写真】

日本橋三越本店地下入り口、開店直前の状況
開店と同時にエレベーターで7階会場に向かった。まもなく会場は人で一杯となった。この日は、月曜日であるのに‥。
三越開店直前
中央通から見た、日本橋三越本店
三越本店

銀座和光ホールでの井上康徳白磁展

松屋銀座の帰り、少し銀ブラをした。

ギャラリー和光ホール

井上康徳白磁展 作陶30周年記念

※ 父親の人間国宝・井上萬二氏の白磁展は、昔、この和光ホールでよく観た。
作風は限りなく父親似である。



井上康徳白磁展カタログ
ワコー・井上康徳白磁展
井上康徳白磁展・カタログの見開き
井上康徳白磁展・カタログ

没後50年・柳宗悦展 at 松屋銀座

9月22日、台風一過の銀座へ出かけた。

没後50年・日本民藝館開館75周年-暮らしへの眼差し-

柳 宗悦 展

   9月15日(木)~26日(月)
   松屋銀座8階イベントスクエア
   主催=NHK、NHKプロモーション、日本民藝館

『「素朴な器にこそ驚くべき美が宿る」と語った柳宗悦(1889~1961)は、無名の職人による誠実な手仕事を「民藝」と名付け、沖縄から北海道まで全国各地を巡り、陶磁器・染織・金工・紙などさまざまな分野の中から、魅力的な品々を蒐集しました。宗悦の“美”を追い求める情熱は、様々な人々を巻き込みながら大きなうねりとなり、1936年には東京・駒場に念願の日本民藝館を開館。そして、手仕事の復権を目指す民藝運動や数多くの著書を通じて、豊かな日本文化を残すために尽力しました。宗悦の没後50年に当たる本年、宗悦が直観により見出した美しい器物、朝鮮時代の工芸、琉球や台湾の衣装や装身具など約250点を一堂に展観し、美の本質を求め続けた柳宗悦の生涯をたどります。』
(柳宗悦展カタログ裏面より)

※ 柳宗悦邸・応接間を再現したコーナーの荘重さは一見に値する。
鳥取や朝鮮の家具、バーナード・リーチや浜田庄司の器物は宗悦好みであろう。
展示品の中では、熊川や磁州窯の茶碗が私の好みである。民藝作家の茶碗は少し重い感じがして私好みではない。



柳宗悦展・入場券&カタログ
柳宗悦展・入場券&カタログ
柳宗悦展・カタログ裏&日本民藝館カタログ
柳宗悦展・カタログ裏&日本民藝館カタログ
松屋銀座8階催事場で催されていた銀座手仕事直売所
スタッフブログは、こちら
陶器では、出西窯(島根)、小鹿田焼(大分)、砥部焼(愛媛)など出展。
これらは、私が25年掛けて全国の窯場巡りをした中に含まれており、大変懐かしい。
このうち、出西窯の作家達の日本陶芸展などにおける最近の活躍は目覚しく、多少驚いている。


出西窯の飴釉ぐい呑みを衝動買いしてしまった。
手しごと・出西窯ぐい呑み
松屋銀座
松屋銀座

細川護煕展2011 at 壺中居

今年も案内状を頂戴したので、9月15日に会場へ出かけた。

私としては、赤茶碗・黒茶碗、志野のぐい呑み、信楽の壷、信楽陶仏などに見るものがあった。
面白いものでは信楽陶仏が窯の中で割れたもので、これを青磁茶碗 銘「馬蝗絆(ばこうはん)」の如く、鎹(かすがい)で留めているものがあった。割れてない場合に比べて景色となってかえってよしと思う。 

『最新作の作陶プロセスを夏から追いかけました
細川護煕の「陶芸」塾 中軽井沢の穴窯志野や信楽・湯河原の不東庵で樂茶碗

焼きものの本質を求めて、新しい発想と技術に挑戦し続けている細川護煕さん。今月の『和樂』では、今年の夏から秋にかけて細川さんの作陶の様子を密着取材しました。中軽井沢に築窯された“穴窯”では、新作の焼成から窯出しまでをレポート。ひと筋の釉薬が印象的な「信楽一重口水指」や、無骨な肌の「信楽茶碗」など、初お目見えの作品を一挙公開します。また、湯河原の不東庵では、濡れたように艶やかな黒が魅力の「樂茶碗」の作成プロセスを紹介。信楽や伊賀、樂茶碗についてのインタビューから見えてくる、細川さんの作陶への思いに迫ります。』
(「小学館 和楽 2008年 12月号 バックナンバー <雑誌マルチサイト BMSHOP>」より)


細川護煕展 陶芸・書

  ギャラリーこちゅうきょ

    会期: 平成23年9月13日(火)~17日(土)
    時間: 10:00~18:00
    会場: 壺中居

案内状
案内状
展覧会会場 壺中居の入り口辺り
ショーウィンドー内には、信楽童子像が飾られている。
壺中居入り口
壺中居のビル
壺中居

空海と密教美術展

9月15日(木)、平日だからと高を括って、東京国立博物館へのんびりと出かけた。甘かった。老若男女で一杯。平日なのに、何でこんなに沢山の人が?

空海と密教美術展

   2011年7月20日(水)~9月25日(日)
   東京国立博物館 平成館

みどころ
は、こちら

その中で、開催趣旨は、
『弘法大師空海(こうぼうだいし くうかい)は、延暦23年(804)、密教を求めて唐に渡り、2年という短期間のうちにその奥儀(おうぎ)をきわめます。奥深い密教の教えは、絵画などを用いなければ理解できないと空海自身がいうように、密教では造形作品が重視されます。この展覧会では空海が中国から請来(しょうらい)した絵画、仏像、法具、また空海の構想によってつくられた教王護国寺(東寺)講堂諸像など、空海ゆかりの作品、さらに空海の息吹が残る時代に造られた作品を中心に、密教美術の名品を展示します。現存する空海自筆の書5件を、各巻頭から巻末まで展示するので、書家としての空海も存分にご堪能いただけることでしょう。』とある。


この展覧会の謳い文句は、
この夏、マンダラのパワーを浴びる
 国宝・重要文化財98.9%
 特別協力  総本山仁和寺総本山醍醐寺総本山金剛峯寺
         総本山教王護国寺(東寺)総本山善通寺遺迹本山神護寺

 密教宇宙、東京・上野に出現

 真言密教美術の源流

 仏像曼荼羅を体感する。

 弘法大師の書。』   (パンフレット見開き頁より)

※ 当然館内は撮影禁止。なので旨く伝えられないが、仏像・曼荼羅・書とも圧巻であったとしか言いようがない。20年の滞唐予定を2年で終え、かつ、あれだけの質・量の請来品をもたらしたというのは、驚嘆するしかない。


入場券、パンフレット、出品目録、音声ガイド作品リスト
空海チケット他
パンフレット見開きページ
パンフレット裏
特別展のきっぷ売り場・40分待ちの表示が。
キップ売り場・40分待ち
日傘の貸し出し
日傘貸し出し
水分補給所(まるでマラソンコースの沿道のよう)
水分補給所
東博で久し振りの長い行列を経験
長い行列
平成館入り口付近の壁
平成館壁
入り口近くのテント内
少し風があったので、何とか凌げたが…。きっちり40分経っていた。
入り口近くのテント
見終わって振り向く(平成館出口扉の外より)
平成館出口
午後から平成館に向かう人。大分減ってきたが…
午後から平成館に向かう人
東博近くの案内板
案内板

21回 日本陶芸展

陶芸教室で招待券をもらったので、4月7日陶芸展を見に行った。

21回 日本陶芸展

   2011年4月6日(日)~12日(火)
   大丸東京店 11階 催事場

『1971年に創設以来、隔年で開催され、今年で21回を迎えた日本陶芸展は、実力日本一の陶芸作家を選ぶ国内最大規模の公募展です。第1部(伝統部門)、第2部(自由造形部門)、第3部(実用部門)に分かれ、陶磁器のあらゆるジャンルを対象としており、審査員は美術評論家や研究者が主体で、会派にとらわれない、公平で開かれた審査が特徴です。今回は、725点の応募作品の中から、厳正な審査の結果、135点の入賞・入選作品が決定しました。
本展は、上記の入賞・入選作品と、日本陶芸会を代表する巨匠や有望作家による招待作品13点で構成されています。伝統と新しい価値観が織りなす、様々な技法や表現から生み出される土と炎の芸術をご堪能ください。』
(カタログより)

・ 大賞・桂宮賜杯『彩刻磁鉢“瀝瀝”』 石橋裕史(京都)

※ 長いが、会場にこのコピーが貼り付けられていたので紹介する。


『2年に1度、実力日本一の陶芸家を選ぶ日本陶芸展(毎日新聞社主催)で第21回の大賞を受賞した。03年の第17回に続く2回目の受賞は初の快挙だ。出品した「彩刻磁鉢(さいこくじはち)“瀝瀝(れきれき)”」は、風や波が音を立てる様や水の滴りを表現した。久々に「決まった」と思えたという。
 25歳で独立したころ、師事していた故・岩淵重哉氏から「作品で名前が分かる陶芸家になれ」と励まされ、個性ある作陶を重視した。数年後、ガラス工房で表面に研磨剤を吹き付けたり、やすりで削ったりする「サンドブラスト」の技法を見かけ、応用方法を研究。釉薬(ゆうやく)を彫る深さで色の濃淡や模様を付ける独自の手法「彩刻」を編み出した。
 完成した作品に「傷」をつけるあまりに斬新な手法に「君を認めることは過去を否定することだ」などの批判も。それでも「美しい物を作るためには工夫をいとわず手段を選ばない。人と同じである必要はない」との信念を曲げなかった。
 初受賞の際、思わず事務局に電話をかけ直すほど驚き、喜んだ。だが、以後は「あの作品よりいいものを作れるのか」という不安と体調不良が重なり、18回と19回は出品すらかなわなかった。
 「復活」を支えたのは初受賞時の展覧会で来場者から掛けられた「感動しました」の一言。静止した焼き物が人を感動させる力を持っていることに、自分自身が強く感動した。「またこの言葉をもらえるような作品を作りたい」と、今日も土と向き合う。【成田有佳】』
(「ひと:石橋裕史さん 日本陶芸展で初めて2回目の大賞受賞|Tokyo-ON.info」より)

・準大賞・日本陶芸展賞『彩土器』五味謙二(岐阜県)
・優秀作品賞・文部科学大臣賞糸抜き波状紋大鉢三崎哲郎(千葉)
・優秀作品賞・毎日新聞社賞『青白磁縁錆折縁組鉢』六平(佐賀県)など

※ 私は、糸抜き波状紋大鉢の手法に興味がある。


大丸東京店11Fの壁に貼ってあったポスター
大丸東京店11F
日本陶芸展 招待券&パンフレット
日本陶芸展 招待券&パンフレット

湯島聖堂で、筑波大学・彫塑展

大震災の日、NPOのミーティングが行われたお茶の水のオフィス近くで展覧会が開催されていた。

第12回 筑波大学 彫塑展 at 湯島聖堂

筑波大学 芸術専門学群 博士課程芸術専攻
会 期:2011年3月5~13日 
    ※最終日まで開催されたかどうかは分からない。
     終了日が延期されたという情報がある。

会 場:湯島聖堂 大成殿回廊

大成殿 杏壇門
力作、牛の木彫り
「アレゴリーの住人」
 酒井恒太
     cf.アレゴリー(Allegory)とは、こちら
牛の木彫り
杏壇門の女性像
「プール」 馬場絢女
杏壇門の女性像
大成殿 前庭の彫刻
大成殿前庭の彫刻
大成殿 回廊の彫刻
虎像と女子学生

女性像2体

女性像(後姿)

カッパ

馬と人

女性像

女性像

腰

仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護

珍しく女房と連れ立って、東京国立博物館に行った。
何故女房も行きたいといったか、それは展示されている仏像が大変男前であること。実際に、例えば、仏陀立像(平山郁夫シルクロード美術館蔵)や弥勒三尊仏龕(東京国立博物館蔵)などの実物を拝見して感嘆するばかりであった。ギリシャ等西方の影響が色濃いものである。
しかしまあ、活動範囲の広さ。また精力的な文化財保護活動には、改めて感服する。

特別展
文化財保護法制定60周年記念


仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護』

『本展覧会は、平山郁夫氏の文化財保護に関わる偉大な活動を顕彰し、その業績を通して文化財保護の重要性や課題をあらためて広く知っていただこうとするものです。インド、パキスタンをはじめ、アフガニスタン、中国、カンボジアなど、平山氏がことに関心を寄せた仏教伝来の道に沿って、そこに残された仏像や壁画など計100件とともに、画伯の活動の集大成ともいえる「大唐西域壁画」の全貌を紹介します。」
(パンフレットより)

展覧会レポートは、こちら
展示品一覧は、こちら

パンフレット(表・裏)・入場券・出品目録
パンフレット・入場券ほか
早起きは三文の徳
。開場まもなく到着したので、このときは空いていた。
行き
帰りには、入場制限が掛かり、行列の最後尾がここまできていた。
帰り
女房から断捨離の実践を要請されていて、展覧会公式図録(カタログ)が買えなかったので、入り口側から平成館まで道筋順に看板を撮る。
看板1

看板2

看板3

【蛇足】
2月21日(月)23時40分頃、パンダが上野にやってきた
パンダが上野にやってきた
早くも、パンダを当て込んだ土産品が。

パンダの鼻くそ
           (ゴリラの鼻くそも、美味しかった。中身は同じ?)
パンダの鼻くそ

知人の水彩画・個展を観に

87歳になる知人から水彩画の個展のご案内が来たので、観に行った。
懐かしい人との再会もあった。

佐原猛 水彩画展

水彩画佐原猛展/船橋市民ギャラリー
12月23日(木)~12月26日(日)
会場/船橋市民ギャラリー
   船橋市本町2-1-1船橋スクエア21ビル3F

京大工学部卒
鉱山技師が出発点
メキシコやボリビアなどの駐在中に書き溜めたものもあり


船橋スクエア21
船橋スクエア21
船橋市民ギャラリー 3階会場
3階会場
会場風景
初対面であるが、娘さんとお孫さんが受付をしておられた。
会場風景
アンデス高原のアルパカ
 一水会?受賞作品
リャマ 一水会受賞作品
横利根閘門
 一水会?受賞作品
横利根閘門 一水会受賞作品
廃墟の銀山(メキシコ)

  レアル・デ・カトルセ / Real de Catorce
廃墟の銀山(メキシコ)
白馬連峰
白馬連峰
谷川連峰
谷川連峰
風景/乗鞍高原、三四郎池など
風景
あいさつ文
昨年なくなられた奥さんへの追慕の思いと来年88歳を迎えるに当たっての一区切りとして開催…
あいさつ文
亡くなられた奥さん像
サイパンの海を背景に&自宅の居間にて
和子(奥さん)像
「千葉県美術家名鑑」
千葉日報社
千葉県美術家名鑑
佐原猛氏の紹介ページ  左下
佐原猛氏の紹介ページ

細川護煕展 at 壺中居 2010

株式会社 不東 主催

細川護煕展 at 壺中居 2010


6月2日午後、日本橋三越本店の細川護煕展を見てからの帰りに、日本橋高島屋横の壺中居に立ち寄って、ここでも開かれている細川護煕展を見学した。ここでもまた、護煕先生に出くわした。怖そうでいて人懐っこく、その日の午前に三越でサインを貰ったのを思い出してか笑ってくれたが…。
店は相変わらず敷居が高い。

2008年の既報は、こちら
2001年頃に、壺中居で初めての細川護煕展が開かれたと記憶する。あの時すでに護煕さんの茶碗は、東洋古美術として扱われたということか。思えば破格の扱いである。

今回の作品は、黒楽・赤楽をはじめ粉引き・刷毛目・井戸・柿の蔕・斗々屋・伊羅保などの茶碗のほか、茶入れや茶杓、陶仏、信楽大甕など。「不東庵 創作の軌跡 細川護煕展」の図版にあるものの多くの種類が展示・販売されていた。


案内のはがき
絵志野の茶碗 図柄は表に、裏にやしろのいわゆる住吉手
壺中居案内はがき

壺中居
   創業:大正13年
   取扱い品:東洋古美術(陶磁器・絵画・金石等)

『中国の漢書に「壺中の天」という故事があります。・・・
 「壺中の天」今日これは別天地、別世界を意味する言葉となって
おります。都会の喧噪を忘れ、静かにゆっくり古美術と対話する。
壺中居は美術を愛する方々にとって、そんな別天地でありたいと
願っております。』
(壺中居「ご案内」より)

改めて眺めると、老舗の骨董屋ならではの立派な建物である。
壺中居

壺中居 玄関ショーケース
ここにも書と一緒に、絵志野の茶碗が。
ガラスに対面・日本橋高島屋が映りこんでいる。
壺中居 玄関ショーケース

不東庵 創作の軌跡 細川護煕展

パリ・三越エトワール展を記念して

不東庵 創作の軌跡 細川護煕展



6月2日、日本橋三越本店 新館7階ギャラリーで細川護煕展を見た。
開催初日であり、たまたま護煕先生がこられていたので、図版を買ってサインをしてもらった。
陶芸を始めた時期は私と同じであるのに、陶芸の方はたちまち腕が上がり茶碗一個100万円で買う人がいるほど認知され、またこのたびは陶芸から書・絵・漆芸へとその分野は多岐に拡がっている。流石であり、羨ましい限りである。


細川護煕さんとのツーショット。
いい歳をして、なんとミーハーな私か。
(飯山満通信・管理人のエアロビは、66歳の爺なのです。)
護煕さんと

図版へのサイン
サイン

図版
AU BORD DU RUISSEAU
Céramiques du Samuraï - Homme d'État
HOSOKAWA Morihiro
図版

三越での細川護煕展のカタログ(表面)
カタログ表

同カタログ(裏面)
カタログ裏

廊下での護煕展の案内
護煕展1

同案内
護煕展2

図版より
書の一例
書


絵

陶仏
陶仏

大壷
大壷

そして、多くの抹茶茶碗
そして茶碗も

不東庵・一夜亭
湯河原の別荘は、祖父近衛文麿が建てたもの。
そこに、東大教授で建築家の藤森照信氏がロクロ場と窯場の二棟一組からなる工房・不東庵茶室・一夜亭の建築を請け負ったそうだ。

『非常に条件の悪い作業現場でしたが、通常の大工さんではなくて、南伸坊氏率いる俳優座の大道具さんが建築したので、手際良くアットいうまに建物ができあがってしまった。
  「一夜亭」の完成です。どのような人々が訪れて、細川・無手勝流の気楽な茶会が開かれるのでしょうか。』
(「屋根裏部屋」より)
不東庵・一夜亭

細川家の至宝

細川護煕さんから頂戴した無料観覧券で、女房と一緒に東京国立博物館 平成館へ行ってきた。5月28日(金)である。開門30分前に並んだ。

展示場は、鎧兜などの部屋は最初から最後まで混んでいたが、その他は比較的ゆっくりと鑑賞することができた。平日だからか。

700年もの間続いた名家だけあって、ものすごい宝物を所蔵している。
品々は、よくぞ戦乱も災害も免れて生き延びてきたものである。
歴史を物語るエビデンスたち、感動するばかり…。

[特別展]
◆ 細川家の至宝

          珠玉の永青文庫コレクション
                    2010年4月20日(火)~6月6日(日)

平成館の看板

☆ 展示の中から印象に残るものを、ランダムにピックアップする。

第?部 武家の伝統-細川家の歴史と美術-
 第1章 戦国武将から大名へ-京・畿内における細川家-
    ・時雨螺鈿鞍
    ・白糸妻取威鎧
    ・細川藤孝(幽斎)、細川忠興(三斎)像
    ・織田信長自筆感状(与一郎宛)

 第2章 藩主細川家-豊前小倉と肥後熊本-
    ・細川忠利像
    ・熊本城図
    ・鵜図(宮本武蔵作)
    ・游禽図
    ・領内名勝図巻

 第3章 武家の嗜み-能・和歌・茶-
    ・能面 翁、般若、小尉
    ・古今和歌集
    ・太刀 銘 豊後国行平作
    ・唐物茶壷 銘 頼政
    ・肩衝茶入 銘 出雲肩衝
    ・茶杓 銘 ゆがみ
    ・粉引茶碗 大高麗
    ・黒楽茶碗 銘 おとごぜ
    ・掛分茶碗 銘 念八

第?部 美へのまなざし-護立コレクションを中心に-
 第1章 コレクションの原点
    ・夜船閑話 白隠慧鶴著
    ・乞食大燈像 白隠慧鶴筆
    ・蛤蜊観音像   〃
    ・短刀 無銘正宗(名物包丁正宗)

 第2章 芸術の庇護者
    ・落葉 菱田春草
    ・抱一上人 鏑木清方
    ・髪 小林古径

 第3章 東洋美術との出会い
    ・三彩馬
    ・三彩宝相華文三足盤
    ・白釉黒掻落牡丹文瓶
    ・如来坐像
    ・ターラー菩薩立像

開門前の東京国立博物館
東京国立博物館

先頭集団
先頭集団

工事中の東洋館
と、本館前のユリノキ
我々が帰る頃には、女子高生が木陰で弁当を広げていた。
この日、上野界隈は生徒の集団が目立った。言葉からは東京の学校のようである。
本館前のユリノキ

この時期、いつもこのユリノキの大木にかわいい花が咲く。
この花の私のイメージは、なぜかクリオネ
ユリノキの花

細川護煕さんから、招待状が

陶芸家として大変興味のある細川護煕さんから、二回に分けてご案内等が届いた。あり難いことである。国立博物館には女房と一緒に行く予定である。
関心のある方は、是非行って見られたらいかがですか。


1.展覧会のご案内

・「細川家の至宝・珠玉の永青文庫コレクション
  4月20日~6月6日  東京国立博物館 平成館
  ※ 2枚無料観覧券[非売品]付き

永青文庫は旧熊本藩主・細川家に伝来した文化財を後世に伝えるために、16代細川護立(もりたつ)によって昭和25年(1950)に設立されました。その所蔵品は、歌人・歌学者としても知られる近世細川家の祖・細川藤孝(ふじたか)<幽斎(ゆうさい)>の和歌資料や、利休の高弟としてその教えを後世に伝えた2代忠興(ただおき)<三斎(さんさい)>所有の茶道具、忠興の妻でキリシタンとしても知られるガラシャ遺愛の品々、さらには細川家の客分として、晩年を熊本でおくった宮本武蔵の絵画など、古文書類も含めると8万点を超える日本有数の文化財コレクションです。』
(「みどころ|細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション-東京国立博物館」より)

・「一井の山居 細川護煕展
  4月22日~7月19日 メゾンエルメス8階フォーラム
  ※ 油絵を初出品するそうだ。
・「細川護煕展」
  6月1日~6月5日   日本橋・壺中居
・ 不東庵 創作の軌跡「細川護煕展」
  6月2日~6月14日  日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
  ※3月9日~5月15日パリ・三越エトワール

2.はがき
  上述のうち、壺中居での細川護煕展


細川護煕さんからのご案内一式
細川護煕さんからのご案内一式

友達のアート・キルト展

ミューザ川崎シンフォニーフォール企画展示室で開かれていた

アート・キルト展

を先月末、見に行った。
65歳の節目に、高校時代の同級生が開いたもの。

◆ キルトとは
『キルト(Quilt)とは、表地(トップ・キルトトップ)と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態で指し縫い(キルティング)したもの。日本では、多色の布を縫い合わせたパッチワークキルトが主流。』
(「キルト-Wikipedia」より)

☆ ところで、統合的キャリア発達というものを説く、サニィ・ハンセン L.Sunny Hansen という女性がキャリア・カウンセラーの役割をキルトを象徴的に用いて、次のように説明している。

カウンセラー・・は、クライアント・・がそれぞれの役割と人生のゴールをデザインし、部分を全体にまとめ上げていくことを助けるキルト製作者のようなものである。さらに言えば、この地球上で、互いを結びつけ、この世界をより良い場所とし、私たちの人生やコミュニティを共通の善という目的のために創造していくキルト製作者なのである。』
(「新版 キャリアの心理学 キャリア支援への発達的アプローチ」渡辺三枝子編著 ナカニシヤ出版 P168より)



● 彼女から来た招待状
招待状

キルト:生きている証と言った彼女
キルト:生きている証と言った彼女

キルト:琉球の真夏に乾杯!
キルト:琉球の真夏に乾杯!

キルト:心つなげて
キルト:心つなげて

キルト:力強い生命が
キルト:力強い生命が

キルト:清々しい
キルト:清々しい

キルト:イメージ~まじめ長男
キルト:まじめ長男

キルト:イメージ~のびのび次男
キルト:イメージ~のびのび次男

キルト:大胆に
キルト:大胆に

キルト:小物
キルト:小物

キルト:袋物
キルト:袋物

展示室A
展示室A

展示室B
展示室B

会場入口
会場入口

ミューザ川崎シンフォニーフォール
ミューザ川崎シンフォニーフォール

☆ 展示品の多くは、 
  ハンズ大賞 審査員特別賞
  ユザワヤ創作大賞銀賞
  川崎市美術展入賞
などの作品、のようだ。
彼女は、キルトの教室も開いており、この日も生徒さんが見に来ていた。
その中の歳を召された一人が、キルトの裏をめくり、裏の仕上げを見てご覧なさい、すごくきれいに仕上げているでしょう、などと解説してくれた。先生はすごい腕なのだそうだ。これほど大きなものを仕上げるのは腕力が必要だそうで、歳をとるとキツイと思う。
それにしても、彼女を応援する人の中には、着物や帯などのキルトの素材の提供者が多いそうだ。ネットワークに恵まれている。

○ 陶芸作家でも、歳をとると大皿や大きな壷などの大物は挽けなくなる。大変な腕力を要するからだが。彼らは、腕力がなくなると抹茶茶碗や茶入れなどを作り始める。
  彼女の場合も、65歳を節目と言っているが、ちゃんと90?歳までのプランは感じとれる。その根拠はフリーの男性の客に対し言っていた。綿の布は力が要るんですよ、その点シルクはそれほど力が要らないんです、と。
これからも、頑張ってください。

対決 巨匠たちの日本美術

対決 巨匠たちの日本美術


東京国立博物館 特別展
創刊記念『國華』120周年・朝日新聞130周年 を見てきた。

『日本美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。

 『國華』創刊120周年を記念して開催するこの展覧会では、『國華』誌上を飾ってきた名品・優品を、作家同士の関係性に着目し、中世から近代までの巨匠たちを2人づつ組み合わせ、「対決」させる形で紹介いたします。国宝10余件、重要文化財約40件を含む、計100余件の名品が一堂に会し、巨匠たちの作品を実際に見て比較できるのが本展の最大の魅力です。』(「東京国立博物館 特別展・・・」より)


平成館
対決
入場前の行列
人出1
朝の行列は長かったが、中はそれほど混んでいなかった。
人出2
道中の看板A
看板1
道中の看板B
看板2

購入した図録と入場券
特別展‘対決’図録

リーフレット他
リーフレット他

図録より巨匠の作品を対比したページを抜粋・編集
ただし展示期間の違いがあり、今回見ることのできなかった作品もある。
?.運慶vs快慶、雪舟vs雪村、永徳vs等伯、長次郎vs光悦
対決?

?.宗達vs光琳、仁清vs乾山、円空vs木喰、大雅vs蕪村
対決?

?.若冲vs蕭白、応挙vs芦雪、歌麿vs写楽、鉄斎vs大観
対決?

☆ 対決は、どれも大変なものである。
折角対決というタイトルなので、私流に比較した。
全く今日の作品を見ての、今日だけの感想・好みに過ぎないが・・・

?運慶vs快慶   運慶 ∵力強さ、立体感と動き「地蔵菩薩坐像」
?雪舟vs雪村  雪舟 ∵不思議な空間感覚  「慧可断臂図」
?永徳vs等伯  永徳 ∵雄渾な画風     「檜図屏風」
?長次郎vs光悦  光悦 ∵独創性       「赤楽茶碗 毘沙門堂」
?宗達vs光琳  光琳 ∵省略と構図     「菊図屏風」
?仁清vs乾山  乾山 ∵水墨画的情緒    「銹絵洞庭秋月図茶碗」
?円空vs木喰  円空 ∵即興性と穏やかな顔 「自刻像(賓頭盧尊者)」
?大雅vs蕪村  蕪村 ∵色彩感覚と分り易さ 「鳶鴉図」
?若冲vs蕭白  若冲 ∵色と形、斬新さ   「仙人掌中群鶏図襖」
?応挙vs芦雪  芦雪 ∵仮想空間      「虎図襖」
?歌麿vs写楽  歌麿 ∵息の長い作家    「婦人相学十躰」
?鉄斎vs大観  大観 ∵簡明        「雲中富士図屏風」


○『── どういうところに着目して「対決」を見たらいいでしょうか?
キャッチコピーにもしようかとおもっているんだけど、「あなたはどっちが好き?」という言葉に尽きると思うんです。コンセプトとかねらいを気にせずに、実際の作品を前にしてね、自分にとってどっちが好きなのか、話し合ってほしいですよ。』(「【外伝】特別展「対決-巨匠たちの日本美術」」より)

細川護熙展 at 壺中居

細川護熙展at壺中居


○もう7年前になるか、私がまだ監査役の時代に、この日本橋・壺中居で初めての細川護熙の個展が開かれた。
井戸茶碗や刷毛目・粉引などの見事な茶碗を目にして、とても素人とは思えない驚きを覚えた。歳もほぼ同じ、陶芸を始めたのもほぼ同じ時期。どうして私とこんなに差があるのか・・・。
いい師匠、良い土・いい化粧土・イイ釉薬なども勿論違う。陶芸教室は電気窯、窯の違いも根本的な差。
例えば師匠は、辻村史朗とされるが、本人いわく、色々な陶芸家のところに飛び込み入門しているので沢山いるはず。その縁で、例えば、粉引き・刷毛目のあの白化粧土は、対馬の小林東五からとか・・・といった話を色々な陶芸家から聞いた。
また身近に本物を見ながら陶芸三昧の生活。色々その差の理由は存在する。

そして、あれからもどんどん上達しているようだ。

○以前都内の百貨店(たぶん日本橋・高島屋だったとおもうが)での大々的な個展が開かれたとき、会場でビデオを見て記憶に残ることが二つ。ひとつは、立ったまま轆轤を挽いているところ、ふたつめは、円柱状の窯で焼いているところ。

○そして今日、先生ご本人の姿が見えたので、質問しようかと思ったが、陶芸を目指しているような若い人との会話、着物を着たお客と思しき女性との話が弾んでいるようで、ついに質問できなかった。
立ったまま轆轤を引いているのは、腰痛対策のためと予想するのだが・・・。
その場合、右ひじの支えはどうするのかということ。
また円柱状の窯は、主に黒楽や赤楽を焼成する窯だと思うのだが・・・。
その場合、粉引きや刷毛目、井戸や柿の蔕、斗々屋、伊羅保などの他の焼成はどんな窯で行われているのかということ。
また、有限会社 不東とは。
なぜ政治家時代と同じように秘書と称する人がいるのか、とか。などなど


招待状
黒楽盌 Kuro type Tea Bowl
作品には人柄が表れるという。先生の実像は存じ上げないが、作品で見る限り、やはり殿様の品格が表れていると思うがどうだろうか。目利きの鑑定を聞いてみたい。
細川護熙展招待状

個展の行われた壺中居
個展の行われた壺中居

小堀遠州 美の出会い展

松屋銀座で開かれている展覧会を見に行った。

大名茶人・遠州400年

小堀遠州 美の出会い展


美の出会い

『10歳で利休に会い、15歳で織部に師事した遠州は、茶道を通じて多くの出会いを経験しました。時の権力者や文化人、僧侶達との出会いや交流の様子を書や文、茶道具などを通して紹介したします。』(「美の出会い展」パンフレットより)

遠州好み
-多彩なデザイン
『師匠の織部とは対象的に、遠州の茶は「綺麗さび」と言われ、均整の取れた美しく見栄えのする茶碗を好みました。遠州が特に好んだ名品を展観し、「遠州好み」のデザインを紹介致します。』(同上)

遠州の眼
-中興名物
『遠州は美術工芸の面でも才能を発揮し、数多くの名品を世に送り出しました。中興名物として世に広められた遠州の確かな審美眼をご覧ください。』(同上)

パンフレットと入場券
パンフレットと入場券

○ 私が小堀遠州に興味を持ったきっかけは、岡山赴任中、遠州ゆかりの地、備中高梁で遠州流12世・宗慶氏の講演を聴いてからである。
陶芸に興味を持ち、全国の窯場巡りをしていた頃であったが、遠州七窯は上野・高取・膳所・朝日・赤膚を既に見学したものの、静岡県金谷の志戸呂と大阪府高槻の再興古曾部はまだ知らなかった。
それを機に、志戸呂焼寒川義嵩氏によって再興された古曾部焼を訪ねたのを懐かしく思い出す。
それにしても、宗慶氏は高価な着物の似合うかっこいいおじさんだった。

☆ 余談であるが、遠州流の庭園は、岡山県には沢山あり、高梁市・頼久寺の庭園はもとより、車で訪ね歩いた岡山藩・後楽園、足守藩・近水園、津山藩・衆楽園などの大名庭園がいずれもその流れを汲むといわれて驚いた。おまけに、酒蔵巡りで勝山町の酒蔵・御前酒を訪ねたとき、この庭も遠州流なのよ、と奥さんが特別に見せてくれたのを思い出した。


さて、遠州展は、とにかく混んでいて、最後尾の5階階段から8階会場まで、20分並んだ。会場に入ってからも、人の群れはあまり進まず、茶碗だけを垣間見て歩くことにした。
今年の陶芸のテーマは、‘抹茶茶碗もどき’としたいのでずいぶん参考になった。本日の収穫は、茶碗の薄さと茶だまりの雰囲気。改めて高麗茶碗など本物をみると、写真で見た感じと大分違った。

松屋の一階入り口にて
20分待ち
ところで、本日の昼食は、松屋裏のmisobank 味噌酒場。おととしの秋に出来たそうで、銀座に4年間通勤したときにはなかった店だ。
一階入り口
味噌バンク
二階入り口
味噌バンク2階入り口
通路
通路
富士高原豚西京焼
富士高原豚西京焼

☆☆またまた、余談ですが(寄り道人生)
松屋裏の、野の花 司を覗いてみました。
野の花 司1

野の花 司2

遠州展を見てから、やおら陶芸教室に顔を出し、製作途中作品に釉薬を掛けました。

NHK 美の壷展

過日、グラントウキョウノースタワーを見に行った時、ついでに日本橋高島屋8階ホールで、

アート鑑賞マニュアルNHK美の壷展を見た。


『古伊万里、アールヌーボーのガラス、織部焼、友禅など、これまで番組で紹介してきた名品の数々を実際にご覧頂けます!
どの作品も、「鑑賞のツボ」を押さえながら見ることが出来る、これまでにない体験型の展覧会です。
番組の舞台となっている谷さんの屋敷も、忠実に再現。
番組の世界がそのまま美術展になります。
日本人の生活の中に息づいてきた、豊かな美の世界をごゆっくりと堪能してください。』(「展覧会・イベント情報|美の壷」より)

美の壷展
入場券とカタログ
美の壷展の入場券とカタログ

10の展示コーナーは
1.古伊万里 染付け
2.アールヌーヴォーのガラス
3.魯山人の器/織部焼
4.根付/櫛
5.掛け軸入門 表具
6.切子
7.藍染
8.江戸の文様
9.友禅
10.唐津焼

○ バックナンバー File20 織部焼をみると、
壱のツボ 緑に「景色」を見よ
都内にある日本料理店。ここでは、料理を盛り付ける器に織部焼を使っています。
様々な文様や色が施された織部焼は、食材の美しさと調和し、食事に華やかさをそえる器として人気があります。

弐のツボ 「へうげもの」に遊び心あり

織部焼のもう一つの見所、それは形です。
極端にいびつな茶碗。織部焼ならではの独特の形です。
その形が、神官が履く靴を連想させることから、沓茶碗と呼ばれています。

参のツボ 千変万化する文様を味わう
   
最後は織部焼の多彩な文様です。軽快なリズムを生む、ぶどうのような文様。抽象画を思わせる幾何学模様。
織部焼には今も古びない様々な文様が施されています。』


☆ File20 織部焼の中に紹介されている陶磁器は、わが先生によると、ちと違うとなる。
例えば、壱のツボで出てくる織部焼きは、織部焼きでなく志野焼きらしきものもあると。


HPを見て、印刷した物を参考に作った、志野四方皿
織部焼と称する志野焼の四方皿

怪しげな習作、グラデーション総織部/土は変則的に、赤土を使ってみた。
グラデーションを掛けた怪しげな織部焼

ところが、当日の展示物は紛いもなく桃山の織部と思えるようなものばかりであった。ただし、博物館で見るような芸術品ではなく、殿様や金持ちが日常使いしたものが多いという感じであるが。


◆ さて、帰り道、東京駅八重洲・丸の内間の連絡通路に出来た焼酎の店と
連絡通路にあった焼酎の店
ワインの店を見、
連絡通路に出来たワインの店
エキナカ商業施設 GranSta(グランスタ)に出来た日本酒の店で、本当に一ショットだけ引っ掛けた。
エキナカの日本酒の店・飲みコーナー
ちなみに飲んだショットは、「上喜元」。
酒田酒造(株) 山形県酒田市日吉町2-3-25
ちなみに呑んだ上機嫌

日本伝統工芸展

日本橋三越本店で、

54回日本伝統工芸展を見た。

日本伝統工芸展
日本橋三越本店・7F会場手前から三越本店7F

第54回日本伝統工芸展・図録図録

今年の展覧会は、例年と何か違って見えた。
審査員が変わったのか?

1)象徴的な作品のひとつは、新しい技術・道具の活用発想の斬新さ

a.小島由香子、積層硝子皿「月暈(つきがさ)」貼り合せと削りの技術。
『 六枚の厚い板ガラスを重ね合わせて接着し、削り込んで成形した作品。皿の内側はマットに、外側は磨いて仕上げている。皿は曲面に作られているため色彩の濃淡ができ、光がガラスを透して、あるいは表面のマットな面に乱反射して微妙な陰影を作りだしている。モノトーンの色調が清澄な空気をよく表現しており、幻想的な美しさを感じさせる。(白石和己)』(図録より)

b.松田典男の螺鈿飾箱「落流」指先で折る螺鈿片の作成技法。
『 涼感あふれる作。流れ落ちる水流は、指先で折った薄い白蝶貝と線状に切った厚い黒蝶貝の螺鈿で、煙るような瀑布を象徴している。深い被せの蓋をあけると、内部には三段の身が重なる。各段見込みに黄蝶貝を敷詰めて、滝壺を思わせる。色味や輝きの強い貝は用いず、漆黒の地に淡く輝く螺鈿の効果が内外にあふれている。(小池富雄)』(図録より)

2)地味だがすぐれた作品の受賞が目立つこと。

a.神代杉造食籠加飾のない素材美の追求。
『作者は長年、精緻な木象嵌(もくぞうがん)の技法を探求してきたが、今回はその加飾を一切せず、地の神代杉(じんだいすぎ)の柔らかく優しい素材美を表現した。器形は緩やかな曲線の十弁の輪華で、蓋表は黒や茶の縞模様、側面は木目が細かくそろった材で対比。蓋の稜線や身との合せ目、高台(こうだい)は神代桂(じんだいかつら)で引きしめつつ調和する。高貴な気品に満ち、作者の円熟した心境を示す。(柳橋 眞)』(図録より)

b.釉象嵌波紋鉢青磁艶消釉削り落とし&青磁光沢釉象嵌
『青い水面に現れた波に着想を得て、これを巧みに表現した作品である。揺らめく波模様が清廉な印象を与える。波の模様は青磁の艶消釉を削り落とし、線に沿ってさらに青磁光沢釉を埋め込む象嵌の手法を用いている。成形での注目は底の高台。大胆に高台を削ぐことで焼成時に器形の変化を生み、柔らかな鉢のフォルムが生れている。(中ノ堂一信)』(図録より)

c.江戸小紋着尺「二ッ割よろけ毛万」:50年前の型紙使用。
『今から四、五十年ほど前に彫られた型紙を使用。二ツ割毛万がさらによろけまで呈し、これまで横に展開する文様を中心にしてきた作者にとっては大きな挑戦であり、伝統という事柄を強く意識して臨んだという。その思いの深さが筋の細さや間隔にまで行き渡り、“きちんとよろける”という一見矛盾したこの文様の論理を布のおもてにみごとに表した。(今井陽子)』(図録より)


○積層硝子皿/図録
積層硝子皿

☆ 特に、積層硝子皿だけを見に来た高齢の夫婦がいたが、NHK教育テレビ「新日曜美術館」の影響は大きい。

小島由香子は、初出品で高松宮記念賞というビッグ賞を受賞。この作品を土星の輪のようと表現した人がいる。思ったより小ぶりだが、角度により色々の光が見える。昭和54年生まれ、若い。技法はコロンブスの卵。知ってしまえばどうということのない技法。しかし、従来、ガラス工芸家にはこういう発想はなかった。ところで、外側の削りはどうするのだろう、興味がもたれる。陶芸でも腰などの削りは案外難しいから。

皿の内側はマットに、外側は磨いて。→外から光がガラスを透過し、表面のマットな面に乱反射。そして各色ガラスは斜めにカットされることにより微妙なグラデーションが・・・→薩摩切子などで見られる手法。なかなか緻密な計算がなされている、と素人である私は思う。

用の美・魯山人展

日本橋三越本店新館7階ギャラリーで開かれている魯山人展を見た。

吉兆庵美術館蒐蔵~用の美~

北大路魯山人展



『陶芸、書、料理など幅広い才能を発揮した異色の芸術家が極めた美の世界を紹介する「北大路魯山人展」(朝日新聞社主催)が14日、東京・日本橋三越本店で開幕した。代表作の一つ「雲錦大鉢」をはじめ、日常に芸術を生かすことを目指して制作した150余点を展示している。』(「asahi.com」より)

『魯山人の多彩なる個性はここに発揮されたと言えましょう。―「用の美」。本展では、魯山人の遺した数ある名言の中からこの言葉をテーマに、魯山人の感性を伝え、感じられる展示をいたします。個性あふれる魯山人の作品に挑んだ、料理・和菓子・花の興宴をお楽しみください。』(「招待状」などより)

三越本店新館ギャラリー
魯山人展

‘あふぎ鉢’など織部の食器が良い。なるほど盛られる料理などを引立たせる。厳しい評価をする人もいるようだが、私は好きだ。何故ならば、自分で作ってみて、その難しさがわかるからだ。

新館7階ギャラリーの展示を見てから、本館6階の即売コーナーに立ち寄った。織部の壷1,400万円、信楽の花器300万円などが興味を引かれた。まだ人気は衰えていないようだ。

展覧会招待券と源吉兆庵菓子土産
入場券

吉兆庵菓子
魯山人ごのみ/百合根きんとん、小豆鹿の子
(そば小袖巻きは売り切れて、無かった。)
魯山人ごのみ

■ 新作菓子器:黄瀬戸鉢・加藤唐九郎写し

『加藤唐九郎は黄瀬戸をもっとも広く定義し、瓷器手(しきで)、ぐい呑み手、菖蒲手(あやめで)、菊皿手の四種類に分類した。』(「黄瀬戸」より)

黄瀬戸鉢

魯山人ごのみ/小豆鹿の子(向かって左)、百合根きんとん(右)各切り口
百合根きんとん、小豆鹿の子

山口晃展

上野の森美術館会田誠・山口晃展を見に行った。


山口晃


『山口の描く絵は、時間と空間を横断した超現実主義の作品が持ち味であり、昔風の建築透視図や屏風の作品が数多く描かれている

建物は木造、客は江戸時代の民衆、売り場や店員の容貌は現代のデパートといったように過去と現代が入り交じった百貨店の透視図を描いた「百貨店圖」、絵巻物の物語性を彷彿とさせる大作「山愚痴諦抄ー尻馬八艘飛之段ー」等、どの作品も巧みな描写を用い、過去と現在が同居した視覚の面白さを生かしており、新旧あいまったなかで現代的な作品へ昇華し、鑑賞者の眼を楽しませる。彼の時流に流されない一貫した制作の姿勢は強い個性を持った作品を生み出し、現在、国内外で高い評価をうけている。』(「上野の森美術館/アートで候 会田誠・山口晃展」より)


■ 特に気になった作品
  ・當卋おばか合戦 1999年 カンヴァスに油彩 
  ・今様遊楽圖      2000年  〃
  ・四天王立像「廣目天」 2006年 カンヴァスに油彩、水彩、墨
  ・何かを造ル圖     2001年 カンヴァスに油彩
  ・東京圖 広尾-六本木 2002年 紙にペン、水彩


■ 山口晃|山愚痴屋澱エンナーレ (2階)

『1969年東京生まれ。同地在住。山口の遊び心に溢れたコラージュは、具象的な絵画言語の脱構築にも見えるが、むしろ同言語のシノニム化による本来的な意味の再生に他ならない。それは、既視感や無効性で作品を排除する力に対するラディカルな異議申し立てであり、絵画存在への密やかなアプローチでもある。』(「山愚痴屋澱エンナーレ2007」より)

絵は洛中洛外図の大和絵のようだとされるが、明治期の錦絵のようでもあり、また人物は劇画チックだが、根底にある理屈はなかなか難解なのだ。

また、デッサンや(他の資料でみる)頼朝像図版写しなどを見ると、相当基礎力がありそうだ。
この画家が、これからどう成長・変化していくのか興味がある。

上野の森美術館?

上野の森美術館?

岡部嶺男展

岡部嶺男展-青磁を極める-


鬼才・岡部嶺男の回顧展
を、東京国立近代美術館工芸館へ見に行った。

岡部は、加藤唐九郎の長男として生まれた。父との確執はご存知の通り。
『重要文化財に指定された永仁銘瓶子が、鎌倉時代でなく現代の作ではないかとの疑いが生じました。・・・唐九郎の作家としての名声は、事件を機にかえって高まりますが、岡部は深く傷付き、親子の亀裂は決定的となるのです。』(「asahi.com:岡部嶺男展」より)


東京国立近代美術館工芸館
近代美術館

岡部嶺男展
岡部嶺男展

■ 岡部嶺男 語録
 

○以下「史的岡部嶺男論叙説」金子賢治より
土・造形・釉という素材が人という要素との結びつきによって具体的な陶器たり得る

『根本的な意味では形式及形態は存在せず、材質そのものが存在の意味を持つところに仕事の出発がある。』

『陶芸も音楽も・・材質そのものが意志を伝達できる要素を持っていない。その組み合せ、組立てによる以外、芸術の基本である伝達が出来ない分野の仕事である。・・・そのために、両者とも形式が重要な意味を持ってくる。・・・こういうセイヤクの大きい分野では具象芸術とは異質の表現の可能性も大きい。』

○「必然の造形-岡部嶺男の陶芸」唐澤昌宏より
『音楽は音であり、音を音たらしめるのが楽器である。陶器は土であり、土を土たらしめるのが火である。』

■ 岡部嶺男展 目録より


第1章 灰釉系技法の確立と展開:「平戸橋時代
     愛知県豊田市平戸橋に、復員後住居兼工房と窯を築いた。
     織部・志野・灰釉・鉄釉ほか。代表作「古瀬戸釉蓋壷」
第2章 天目への憧れ
第3章 青瓷の美:「日進時代
     愛知県日進市に工房と窯を築いた
     窯変米色瓷・翠青瓷などの“嶺男青瓷”。代表作「粉青瓷大砧」
     
『岡部の初期から最晩年までの作品約170点を、前半期の織部や志野を中心とする作品、後半期のさまざまな青瓷作品、生涯を通じてつくり続けた天目作品の三つの作風に分け、それぞれの時代の特徴を明らかにしながら岡部の軌跡を辿ります。岡部嶺男没後はじめての本格的な回顧展を通して、改めてその素晴らしさに触れていただければと思います。』

◆ 炎芸術No.71 壷を愉しむ より


『岡部嶺男
玄人筋では、近代最高の天才陶芸家とさえ言われている嶺男。その蓋付の古瀬戸の壷は、おそらく中国の酒会壷の形態から来ているのではないだろうか。造形、肌の質感、釉調すべてに怖いくらいの迫力があり、やはり嶺男以外の何ものでもないといえる。』

■ 感想


素晴らしいの一語。今まで陶芸雑誌の写真を見て岡部に憧れ、受けたイメージを習作してきたが、本物と写真とではまるで違う。見ることが出来てよかった。

お恥ずかしいが、何年か前の、そのつたないイメージの習作を敢えてご紹介させていただく。後日のたしなめのために。


米色青瓷のイメージ習作?
米色青瓷用土と釉薬で「二重貫入」は比較的再現しやすい。

ピンホールが出やすい釉薬。釉掛けが難しい。また、窯出し直後に貫入部分に弁柄を沁み込ませると風情が出る。酒器は二重貫入が綺麗であったので、敢えて弁柄は用いなかった。

なお、二重貫入部分と水ないしは日本酒の複屈折率は近いので、ぐい呑みに酒を注ぐと、貫入が見えなくなるのは残念である。
米色青磁・徳利とぐい呑み

米色青瓷のイメージ習作?(米色青瓷は原口卓士の形をヒントに習作する)
米色青磁

鉄釉、嶺男のイメージの習作
鉄釉イメージ習作

鉄釉・織部、嶺男のイメージ習作
鉄釉イメージ習作





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東京ミッドタウン

仕事や法事にかこつけて、東京ミッドタウン見学が後れ後れになってしまった。時間はたっぷりあるが、無駄なお金を使いたくない人たちが向かう都心に、写真を撮りに行った。いた、いた…。

○ 既報 六本木アートトライアングル 070128


■ 東京ミッドタウン


六本木防衛庁跡地複合再開発「東京ミッドタウン」 「都心の上質な日常」を提供する商業施設 130店舗発表 平成19年3月30日(金) グランドオープン』(「三井不動産|企業情報|」より)

東京ミッドタウンを構成する3つのゾーン
GALLERIA(ガレリア)
  全長約150m、高さ約25m、4層吹き抜けの大空間にスタイリッシュなアイテムやショップが揃う…   
PLAZA(プラザ)
  カフェやパティスリーなど、個性的なショップが並ぶ。…
GARDEN(ガーデン)
  芝生の広場や、イチョウ、サクラ、クスノキなど数多くの緑が植えられ、心地よい癒しの空間を作り上げています。…』(「東京ミッドタウン フロアガイド」より)


● 今日は先ず東京ミッドタウンツアーに準じたコースでタウン内を回った。

『1.プラザ→2.アート/妙夢[安田侃氏作]→3.ミッドタウン・ガーデン→4.ガーデンテラス→5.21_21DESIGN SIGHT→6.アート/フラグメントNo.5[フロリアン・クラール氏作]→7.アトリウム→8.ガレリア』(「東京ミッドタウンツアー」より)

? プラザ周辺
ツアー1/プラザ

? アート/妙夢[安田侃氏作]周辺
?妙夢

? ミッドタウンガーデン
ミッドタウンガーデン

? ガーデンテラス
?ガーデンテラス

? 21_21DESIGN SIGHT
?デザインサイト

? アート/フラグメントNo.5[フロリアン・クラール氏作]
?アート

? アトリウム
?アトリウム

? ガレリア
?ガレリア


● 詳細見学
a.サントリー美術館 開館記念展?
b.21_21DESIGN SIGHT 第一回企画展
c.その他
  ・DESIGN HUB 第一回企画展
  ・FUJIFILM SQUARE オープニング記念 
d.ガーデンテラス等のショップ&レストラン
そのうち若干、コメントします。企画展等の館内撮影禁止なので簡単に。


■ サントリー美術館 開館記念展?

   「日本を祝う

『サントリー美術館の開館を記念する展覧会は、<祥>・<花>・<祭>・<宴>・<調>という祝祭性にあふれる5つのテーマで構成。館蔵品約150件により、会場全体で生きる喜びを伝えつつ、東京ミッドタウン・グランドオープンの祝福ムードを盛り上げます。御披露目となる新美術館の建築や和を基調とした斬新な展示空間は、絵画や工芸などの館蔵品の新たな魅力を引き出します。』(「イベント&ニュース」より)

日本を祝う
1.祥 しるし Symbol 祝のシンボル
   浄瑠璃絵巻等
2.花 はな Season 四季と自然のパラダイス
   孔雀図屏風等
3.祭 まつり Festival ハレの日のセレモニー
   鼠草子絵巻(婚礼の場面)等
4.宴 うたげ Selebration 暮らしのエンターテイメント
   寛文美人図等
5.調 しらぺ Harmony 色と模様のハーモニー
   色絵組紐文皿 肥前・鍋島藩窯等』(「音声ガイドプログラム」等より)
サントリー美術館入口


■ 21_21DESIGN SIGHT 第一回企画展

深澤直人ディレクション Chocolate

『デザインによって「世界をとらえる視点」を示す21_21 DESIGN SIGHTの記念すべき第1回企画展のテーマは「チョコレート」。甘くて苦いこの食べ物を通して見た世界を、深澤直人のディレクションのもと約30組のクリエイターが意外性に富んだヴィジョンを発表します。』(「イベント&ニュース」より)

10人のうち9人はチョコレート好き。そして10人目は嘘をついている。』(「パンフレット」より)

○ フジフイルムスクエア オープニング記念
  Professional Photographer 200人展

○ DESIGN HUB 第一回企画展
  デザイン情報の集積、発信の拠点
  懐かしい、日本の優れたデザインの数々が展示されていた。


 <参考1> ミッドタウンタワーの最上階に展望台はありません
「リッツ・カールトン」:東京でいちばん高いビル、ミッドタウンタワーの上層階(45F~53F)に誕生。
ミッドタウンタワー1階でホテル利用者以外丁重に断られます。
ここから先はダメよ
リッツカールトン


<参考2>食事処の選定に注意/ピンきりです。
平たく言えば、サバの味噌煮@1,600円。
サバの味噌煮

かつ、列が出来る。
行列

後で調べてみた。あった、リーズナブルな店が。
リーズナブルな店

一方、ここは昼食時で@15,000円以上 
そして、夜の食事は予約で満杯の貼り紙が…。やはり、格差は広がっている?
とても高級な店





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六本木アート・トライアングル

◆ 六本木アート・トライアングル

1月21日開館した国立新美術館と、3月30日オープン予定のサントリー美術館、既に開業中の森美術館、いわゆる六本木アート・トライアングルを見てきた。

◆ 国立新美術館
特徴
  収蔵品を持たない美術館。
外観
国立新美術館2

国立新美術館・外部1

案内
案内

内部
内部1

1) 国立新美術館開館記念展
  20世紀美術探検-アーティストたちの三つの冒険物語

第1部 20世紀美術における物とその表現
  物の表現や物自体の提示に主眼
第1章 物を描く-静物画の革命
 セクション1 静物の解体/再構築
   ファングリスの≪円卓≫に代表されるキュビスムの絵
   大変落ち着いてわかりやすく、一枚欲しい絵
   ただ素人目には皆同じ人が書いたような類似性を感じる
 セクション2 オブジェの発見
   シュルリアリスムの詩学
 セクション3 日常へのまなざし-リアリズムの諸相
   小林古径の大正期の細密描写的表現、国吉康雄の絵もあった
 セクション4 制度としての静物
   ロイ・グラニスタイン

第2章 物の提示-物の美学
 セクション1 絵画の物質化
   同時期になんと共通した作品を制作しているのは興味深い
 セクション2 産業社会の形式
   高度産業社会特有の感覚
 セクション3 もののふるまい
   重力や時間が物質・素材に作用する有様
 セクション4 自然と文化
   ジルベルト・ソリオのいす

第?部 20世紀美術における物と人間の生活
第1章 物の流入とアヴァンギャルドの出現-20世紀前半の美術
セクション0 イントロダクション-デュシャンとシュヴィッタース
   包装紙や電車の切符などの日常に溢れる廃棄物が珠玉を作り出す
   クルト・シュヴィッタースのコラージュは素晴らしい

セクション1 素材へのまなざし
   エル・リシツキーの『赤い楔で白を撃て』リトグラフなど
   素材/飼いならされない始原的な力を持っている、と
セクション2 構成と機械
   機械のダイナミズム
セクション3 機械のイメージと身体
セクション4 生活と「物」-形態・機能・美
   ブルーノ・タウトの日本的な竹や木の作品
セクション5 都市の表象

第2章 消費社会における物・商品・欲望-20世紀後半の美術
セクション1 物の氾濫
セクション2 消費社会のイメージ
   『洗濯バサミは攪拌行動を主張する』
   トム・ウェッセルマンの『浴槽コラージュ』パンフレットに使用
セクション3 物の体系
セクション4 グローバリゼーションのかげで

第?部 マテリアル・ワールドに生きる
 コーネリア・パーカーのロールシャッハ
  銀器などをプレスでつぶし、床と平行に吊って並べた奇妙な感覚の作品
 田中功起の思わず笑いを誘うビデオ映像

2) 黒川紀章展-機械の時代から生命の時代へ-
  黒川紀章展

黒川紀章講演後のサイン会状態
黒川紀章サイン会風


3) 文化庁メディア芸術祭10周年記念展「日本の表現力」
日本の表現力

展示1 [日本のメディア芸術年代記]
日本のメディア芸術1950-2006
  アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの軌跡
  鉄腕アトム、サザエさん、太陽の塔など

展示2 [日本のメディア芸術の源]
表現の源流
  マンガ、アニメーション、ロボット、フィギュア、ゲーム
  弓矢童子、土偶、北斎漫画など

展示3 [夢とテクノロジーの融合]
未来への可能性
  かんじる、つながる、うごく、かたちとしかけの4つの視点で
  クイーン・マンマなど

アートライブラリー
  美術専門図書が無料で閲覧できる
  近現代美術・デザイン・建築など書店で見かける専門書も見られた
  中庭の竹林も見もの  
アートライブラリー

◆ サントリー美術館
東京ミッドタウン[建設中]
サントリー美術館

◆ 森美術館
六本木ヒルズ
  『日本美術が笑う』展開催中
  縄文から20世紀初頭まで 若冲、白隠、円空、劉生
森美術館

● 遊食三昧 居酒屋NIJYUMARU
    六本木ロアビル店 六本木駅徒歩3分
 ・山芋とそばの実 なめこ<わさび風味>
 ・刺身盛り合せ3点盛り
 ・鶏のからあげ
 ・豆腐チャンプル
 酒は、『氷河貯蔵』鷹正宗 福岡県久留米市大善寺町黒田297
〆て2,434円也、
六本木でも若者や外人が多いところはリーズナブルな店もあるのか?
◎1

◎2





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プライスコレクションを見ましたか

梅雨が明けると同時に、ミ~ン・ミ~ンと蝉時雨。日本の夏が一気にやってきた。ところで、

プライスコレクションをあなたはもう見ましたか。

私は東京国立博物館で開催されている

若冲と江戸絵画展を見てきました。



以下、「音声ガイド」、「カタログ」から引用しながら紹介し、簡単に感想を添えます。

◆プライス氏のエピソード
 大学卒業記念に買おうとしたスポーツカー代で、「景和」と署名された若冲の小品『葡萄図』を買ったのがコレクションの始めであった、と。

◆プライス氏の特徴
  ・自然の構造の的確さをチェックする<エンジニアの眼>
  ・生物・非生物あるいは画面の中に、生命を感知する<アニミストの眼>
これがNHKの番組で「私のように若冲を理解するものは他にいない」と言わしめた、氏独特の芸術観の原点のようだ。

◆私の感想
 『紫陽花双鶏図』『鷲図』などの傑作は勿論素晴らしいが、一番関心を持ったのは

花鳥人物図屏風』である。

ユーモラスな略筆でありながら、自然の「構造」がきちんと捉えられているとプライス氏はいう。
私も、これだけの絵が、器に描けたらどんなに素晴らしいかと思う。

●推奨の展示室
 若冲中心の第3章「エキセントリック」は秀逸である。是非ご覧になられることをお奨めする。

●その他、注目すべき点は2点。
  1) 作品に当たる光が鑑賞にどれほど影響するかを証明した展示
  2) ガラスケースを取り外し、手に取れるほどの距離の展示
江戸時代の人が見たような見方を試みた空間が一部設けられている。


昼食は、上野公園バンブーガーデン2F‘板前ご飯 音音’で奥久慈卵を使った大山地鶏の親子丼を食べた。人形町・玉秀、新橋・末げん、神楽坂・鳥茶屋本店の親子丼級の味との出会いであった。



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プロフィール

yogaz

Author:yogaz
飯山満通信へようこそ!
満73歳になりました。予定寿命まで後7年です。ただいま終活中です。当面75歳までは、ボランティアガイドと生涯学習・介護予防のお手伝いを続けたいと思います。
なお、2006年6月14日から始めた飯山満通信は、2013年12月14日、ブログを引っ越しました。Dtiblogのブログサービスが終了したためです。

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