市川野鳥の楽園の管理

行徳鳥獣保護区は、行徳野鳥観察舎と市川野鳥の楽園からなる。

市川野鳥の楽園の管理は大変だ。

■ 取水

千鳥水門:取水量の95%
暗渠水門:取水量の5%

保護区の南側にある暗渠水門/写真中央奥の右寄り(吉野石膏のビル方向)
暗渠水門

■ 千鳥水門付近の池底

千鳥水門付近で底までの深さ:約2m 透明度は高い。
浅い底には、穴ジャコの巣穴が無数にある。1匹に2個の穴(中はY字型)。

『アナジャコ(節足動物門 軟甲綱 十脚目 アナジャコ科)
 シャコ  (節足動物門 甲殻綱 シャコ科)』(「u-gakugei」より) 

『アナジャコは、泥質(砂泥質)の干潟・浅瀬に生息する大型のベントス(底生生物)で、Yの字型の巣穴を掘る。その穴は最大で3m以上の深さにもなることがある。水中の有機物を濾しとって食べる』(「u-gakugei」より)
これが活躍すると、池の水質は向上し始める、と。

穴ジャコの巣穴の様子
穴ジャコの巣穴

■ 曝気

水中の酸素を多くして、家庭排水系の浄化
湊池のバッ気

■ 貝殻の観察

日の出湾
この水際にも穴ジャコの巣穴が沢山。
ここにも穴ジャコ

貝殻の観察
オオノガイ、オキシジミ、シオフキなど、か。
三番瀬周辺で見られる大型(底生)動物』(東京湾生態系研究センターより)

なお、行徳鳥獣保護区干潟生物観察調査会は、特に底引き網の時などに子供達で賑わうそうだ。

貝殻の観察

■ 棚田・蓮田などによる自然浄化システム

蓮田の再生
放っておくと葦や葛などが繁茂し、棚田や蓮田が維持できない。

蓮田の再生

■ 浄化池の最高水質

棚田などをいくつも通して浄化した最高水質の水が導かれた池で、メダカやオタマジャクシの飼育が試みられていた。
ここに生息するのはメダカではなく、正確には‘カダヤシ’。

メダカが減少した理由については、農業用水路や河川がコンクリート張りにされたこと、蚊を駆除する目的で海外から移入されたカダヤシ‥による駆逐、水質の悪化などが考えられている(幸地,1984)
・・・著者らは、‥両種の分布状況を調査した結果、山口県内ではカダヤシがメダカを駆逐していない状況が明らかになった。このことから、両種の関係においては、カダヤシが一方的に優位でメダカを駆逐するとは限らないことが考えられた。』(山口県立厚狭高等学校生物部より)

浄化池のメダカ

■ シマヘビのミイラ化観察

暖冬で、冬眠をし損ねたシマヘビがミイラ化を始めていた。大人も童心に帰って俄か撮影会の様相‥ チュウヒを頂点とした保護区の生態系の豊かさを物語るものか…。
シマヘビのミイラ化




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妙典・行徳の野鳥

朝起き掛けに急に思いついて、行徳(新浜)自然観察会に参加した。

久し振りの探鳥だ。

食うのもそこそこに東西線行徳駅の集合場所に急いだ。
10時集合、江戸川放水路と保護区を巡り3時半解散予定。

◆ 先ずは、行徳駅からバスで行徳橋南詰めまで。
一端、江戸川河川敷緑地の江戸川水門まで行ってから、メトロ検車区まで

江戸川放水路を下った。

探鳥開始
探鳥開始

行徳橋下
行徳橋下

釣り船・桟橋
桟橋のムナグロ

昼ごはん
昼時

ヨシガモ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、オオバン、ヒドリガモ、アオサギ、ツグミ、アオジ、ユリカモメ、ムナグロ、ホシハジロ、ウミアイサ、スズガモなどなど…。

このうち、特記すべきは次のとおり
・ナポレオンハットのヨシガモは珍しいとのこと
オオバンは大盤振る舞いほど沢山いたこと
・南洋で越冬するはずのムナグロがここ15年ほどこの辺りで越冬するようになったこと(釣り船の桟橋で日向ぼっこしていた)
ウミアイサはメスばかり観測されたこと
スズカモは、三番瀬を始めこの辺りで激減しており、200羽ほどしか観察されなかったこと


◆ 塩焼4丁目から行徳中央病院前までバス。

新浜北側から行徳鳥獣保護区に入る。

保護区(特別)入口
保護区入り口

宮内庁鴨場・北池
宮内庁鴨場 北池


宮内庁新浜鴨場の北池(葦原)を右手に見ながら南下。

湊排水機場は、意義ある実験場で、
『「みなと新池」と名づけたこの池は、酸素や日光のよくあたる10枚の棚田で水を浄化したうえでやや深い池本体に流し入れるというユニークなものだ。…
これまでの成果を踏まえて、保護区は夢のような大変身をとげることになる。
大規模な湿地を造成することなどを内容とする行徳鳥獣保護区の再整備事業が、千葉県によって行われることになったのである。』(「行徳野鳥観察舎友の会とは?」より)

親切な手ほどき
親切な手ほどき

日の出湾から新浜海溝方面を望む
対岸には、カワウのための営巣用やぐらも設けられている。
新浜海溝・カワウ営巣やぐら


千鳥水門辺りから、日の出湾、内部の淡水地など迷路を通って行徳鳥獣保護区の門の内・外までの間に、

チュウヒ、オカヨシカモ、ハシビロカモ、カンムリカイツブリ、オナガガモ、カワウ、ジョウビタキ、アオジ、シメなどなど

このうち、特記すべきは、次のとおり
・ノスリ・ハヤブサ・オオタカとならびこの地域の生態系の頂点をなすチュウヒが観察されたこと
・白く婚姻色を帯びたカワウのオスがコロニーの木の頂上で下枝のメスに向かって求愛ダンス(ディスプレイ)を踊っているのが観察されたこと
・宮内庁の新浜鴨場から野鳥のカモを集めるためにトントントンと音が聞こえてきたこと(たぶん今日は外国の来賓のために鴨猟が行われていることが想像される)

★『バンギと呼ばれる板を叩いてから 一定の場所で餌を与えることで アヒルが条件反射で餌に殺到するよう習慣づけ 池に集まる野生の鴨に アヒルの動きについてゆけば餌にありつけることを学習させます。』(「よもやま話10」より)

旧海岸線(堤防跡、現在、宮内庁・新浜鴨場との境界の竹薮)
旧堤防跡 宮内庁鴨場との間

保護区(特別)出口
保護区出口


探鳥会の総括として、鳥合せが行われたが、次のとおり

種類 52種、総数 約2,700羽とのこと
鳥合せ

15時解散後、野鳥観察舎で小休止。天候 快晴、風向 北西(強)



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ブッポウソウ・フォーラム

岡山県中西部の或る都市に赴任した時、夫婦でお世話になったのが

野鳥の会 の会長はじめ会員の皆さんであった。

私は赴任と同時に、会長や、野鳥写真家兼散髪屋の主人の助言を得て

ヤマセミ を追いかけた。実に楽しい4年間であった。

その会長から、21日長崎や千葉に散らばった会員にも、次のメールがもたらされた。

『7月16日(土)岡山県吉備中央町を会場に 「ブッポウソウ
保護フォーラム2006in吉備中央町」が開催されました。このフォーラムをNHKが取材、放映されることに成りましたのでご案内致します。』 と。

私は生憎ビデオを録り損ねまだ見ていないが。

 『山陽新聞より』  観察される高円宮紀久子さま



◆私たちが、岡山を離れてから、会長は森林を守るNPOを立ち上げたり、ブッポウソウの巣箱設置・清掃活動などを精力的に手掛けている。私より10歳ほど年長なのに実にタフな人たちで、尊敬している。地道な活動が徐々に成果を上げているのは喜ばしい限りである。

去年3月、副会長のRVさんから、巣箱清掃時の写真が送付されてきた。承諾を得たので紹介する。
この巣のブッポウソウは面白いコレクターだ。エスカルゴならぬ

カタツムリがお好きと見える。

『ブッポウソウの巣箱の清掃-RVさんの写真より』



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満73歳になりました。予定寿命まで後7年です。ただいま終活中です。当面75歳までは、ボランティアガイドと生涯学習・介護予防のお手伝いを続けたいと思います。
なお、2006年6月14日から始めた飯山満通信は、2013年12月14日、ブログを引っ越しました。Dtiblogのブログサービスが終了したためです。

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